先月30日(現地時間)に撮影されたスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会の姿。/AP通信=聯合ニュース

スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂が着工から144年で最も高い中央の塔を竣工する。アントニ・ガウディの逝去100回忌にあたる10日(現地時間)、レオ14世教皇が聖堂を訪れ「イエス・キリストの塔」を祝福する計画だ。

サグラダ・ファミリアの公式行事ページなどによれば、レオ14世教皇は10日夕方にサグラダ・ファミリア聖堂でガウディ追悼ミサを司式し、聖堂中央の塔であるイエス・キリストの塔を祝福する予定である。

イエス・キリストの塔はサグラダ・ファミリアを構成する18本の塔の中で最も高い。塔は2月に最終構造物が設置され、高さ172.5mに達した。これによりサグラダ・ファミリアは世界で最も高い教会建築物となった。

ガウディは人間がつくる建築物は神がつくった自然より高くあってはならないという考えから、聖堂の高さをバルセロナのモンジュイックの丘より低く設計したとされる。モンジュイックの丘の高さは約173mで、イエス・キリストの塔より少し高い。

イエス・キリストの塔の頂部構造物の設置の様子。/サグラダ・ファミリア教会

サグラダ・ファミリアは1882年に着工した。ガウディはその翌年の1883年から設計を担い、聖堂を自然と宗教の象徴が結合した建築物へと変えた。しかしガウディは1926年6月10日にバルセロナで路面電車事故により亡くなり、当時の聖堂の工事進捗は一部にとどまっていた。

工事は戦争や資金難、設計資料の損傷などで幾度も遅延した。1936年のスペイン内戦時にはガウディの作業室が焼失し、設計図や模型の相当数が損壊した。その後、弟子や後代の建築家が残された図面、写真、模型、記録を基に工事を続けてきた。

今回の祝福式は聖堂全体の完成を意味するものではない。正面入口の役割を果たす「栄光のファサード」と外部階段、一部装飾の工事はまだ残っている。特に栄光のファサード前の大型階段の造成案は、近隣の住宅建物の撤去と住民移転の問題と結びつき、地域社会の対立の要因になっている。最終竣工の時期は2030年代半ばと見込まれる。

スペイン・バルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会のイエス・キリストの塔の頂上に十字架が設置されている。/ロイター=聯合ニュース

サグラダ・ファミリアは宗教施設であると同時に、バルセロナを代表する観光名所だ。聖堂側の公式報告書によると、2025年の有料来訪者は4,877,567人だった。来訪者の国籍別構成比は米国が15.07%で最も高く、中国7.20%、イタリア6.92%、フランス6.91%、韓国4.93%の順だった。

サグラダ・ファミリアは2010年にベネディクト16世教皇が祝別し、小バシリカに宣言した。ユネスコはガウディが生前に直接関与した生誕のファサードや地下礼拝堂などを世界文化遺産に指定している。

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