9月4日に中国を訪れたキム・ジョンウン北朝鮮国務委員長が、習近平中国国家主席との首脳会談前に握手する様子。/朝鮮中央通信

北朝鮮の労働党機関紙である労働新聞が習近平中国国家主席の訪朝日である8日に歓迎の社説を掲載し、北中関係の強固さを強調した。習主席も労働新聞への寄稿文を通じて北中関係の発展に「強力な動力」を吹き込む意向を示した。

労働新聞はこの日、1面に「中国人民の親善の使節を熱烈に歓迎する」という見出しの社説を掲載した。習主席はこの日から9日まで北朝鮮を国賓訪問する。習主席の訪朝は2019年以降7年ぶりである。

労働新聞は社説で「習近平同志を最大の国賓として迎える平壌の街々は親善の雰囲気に包まれている」とし、「わが人民は兄弟的な中国人民の熱い親善の情を抱き、再び訪れる習近平同志を熱烈に歓迎する」と述べた。習近平は習主席の北朝鮮式表記である。

同紙は北中関係について「外来侵略者に反対し社会主義を建設するための長久な闘争の中で、同志的友誼と血縁的な結びつきで固く結合された不敗の親善関係」だとした。金正恩北朝鮮国務委員長と習主席の戦略的指導の下で両国の意思疎通と友誼が強化されたとも主張した。

労働新聞は来月11日に北中友好協力および相互援助条約締結65周年を迎える点も浮き彫りにした。同紙は「意義深い今年に、伝統的な朝中親善を新たな時代的要請に合わせて各分野でより活力あるものとして発展させていくことは、朝中両国人民の志向だ」とした。

同紙は国際情勢に言及し、北中協力の必要性も強調した。労働新聞は「現時期、極めて混乱的で複雑多端な国際政治情勢は、朝中両国人民が戦闘的団結と支持協調を強化していくことを必須的に要求している」とした。

台湾問題など中国が敏感に受け止める主権問題に対する支持と読める表現も盛り込まれた。労働新聞は、中国人民が習主席を核心とする中国共産党の周囲に結集し「国家主権と領土の完全、発展の利益を堅固に守護する」ことを望むと明らかにした。

習主席もこの日、労働新聞に掲載した寄稿文で両国のハイレベル交流を強化する意向を示した。習主席は「両党、両国高位級往来の優れた伝統を継承し、親戚のように頻繁に行き来して過ごすべきだ」とし、「中朝関係の発展に強力な動力を注入する」と述べた。中朝は中国式の北中関係の表現である。

習主席は「覇権主義と強権政治に反対する」とし、北朝鮮と国際舞台で戦略的共助を強化する意向も示した。米中戦略競争とウクライナ戦争、中東情勢の不安が続く中で、北中双方が反米・反西側の連帯メッセージを際立たせたとみられる。

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