スー・ヨンシン前少林寺住職が職務上横領や資金流用、賄賂の収受・供与などの容疑で懲役24年と罰金350万元(約7800万円)の判決を受けた。/聯合ニュース

中国の功夫の発祥地として知られる少林寺の前住職が不正疑惑で懲役24年の判決を受けた。

30日、中国の新華通信とロイター通信、香港の星島日報によると、中国中部の河南省シンシャン市中級人民法院は、前少林寺住職のリウ・インチョン(旧法名ス・ヨンシン)に対し、職務上の横領および資金流用、賄賂の収受・供与などの容疑で懲役24年および罰金350万元(約7億8000万円)を前日に言い渡した。

法院は、リウ・インチョンが2003年から2025年まで職権を乱用し、総額3億元(約668億円)相当を横領・流用したと判断した。リウ・インチョンは有罪を認め、控訴しない考えを示した。

7月、少林寺管理処はリウ・インチョンが刑事犯罪容疑で捜査を受けていると公式発表し、翌日、中国仏教協会は僧籍を剥奪した。中国仏教協会は「法の前に万人が平等であるという原則を示した」とし「これは仏教界の関係者に強力な警告と覚醒の契機となる」と述べた。

1965年生まれのス・ヨンシンは、1981年に少林寺で第29代住持僧であるス・シンジョンを師と仰いだことをきっかけに、米国MBA出身としては初めて1999年から少林寺の運営を担ってきた。

リウ・インチョンは観光商品を開発する河南少林寺産業発展を設立した後、功夫、少林書房、少林薬局など多様な事業を推進し、少林寺の商業化を主導した。これにより中国では「少林寺の最高経営責任者(CEO)」というあだ名で呼ばれることもあった。

しかし7月、ス・ヨンシンは大規模な寺院資産を横領し、女性たちと不適切な関係を結んだ容疑で逮捕された。当時、オンライン上では、ス・ヨンシンが恋人7人と子ども21人らとともに上海浦東空港から米国ロサンゼルス(LA)へ出国しようとして当局に制止されたとの噂も広がった。

ス・ヨンシン事件を契機に仏教界の管理・監督の重要性が浮上すると、中国仏教協会は12月、史上初めて監督機構を設置すると発表した。

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