米国とイランの終戦交渉が最終段階に入ったとの報道を受け、ニューヨーク株式市場の主要3指数がそろって過去最高値で引けた。
28日(米東部時間)のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は前日比24.69ドル(0.05%)高の5万668.97で取引を終えた。S&P500種指数は前日比43.31ポイント(0.58%)高の7563.67、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は前日比242.74ポイント(0.91%)高の2万6917.47でそれぞれ引けた。
先立って同日、米メディアのアクシオスは、米国とイランが戦争終結に向けた了解覚書(MOU)で合意し、現在ドナルド・トランプ米大統領の最終承認を待っていると報じた。
両国間の終戦交渉が大詰め段階に入ったとの報道で国際原油は下落し、投資家心理の改善につながった。ブレント原油は前日比0.6%安の1バレル=93.71ドル、米国産西テキサス中質(WTI)は0.3%高の1バレル=88.90ドルで取引を終えた。
この日の相場はハイテク株を中心に堅調だった。人工知能(AI)データクラウド企業のスノーフレークは通期売上高見通しを上方修正したのに加え、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と長期契約を締結したとの報が伝わり、株価が36.48%急騰した。
データ分析企業のパランティアは8.17%上昇し、AIサーバー企業のスーパー・マイクロ・コンピューターは8.15%上昇した。メモリー製造のサンディスク(3.25%)をはじめ、AMD(4.55%)、マーベル(3.09%)、クアルコム(4.24%)なども堅調だった。
ただし原油高ショックの余波で、4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の上昇率が約3年ぶりの高水準である3.8%を記録し、投資家のインフレ懸念は続いた。
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