米国とイランが終戦に向けた協議を続けるなか、イランが協議の場で海外凍結資産の解除問題を持ち出した。凍結資産の処理策を巡って双方の立場が食い違い、この問題が協議の主要な障害に浮上しかねないとの懸念が高まっている。

25日(現地時間)、イランの首都テヘランの国際貿易・コンベンションセンター内にあるミラードタワー近くでイラン国旗がはためいている。/ AFP=聯合

26日(現地時間)にイラン国営ファルス通信は「凍結資金が解除されなければ意味のある協議は始まらない」と報じた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)もイラン側関係者を引用し「イランは西側により凍結された1,000億ドル(約150兆ウォン)規模の資産のうち一部に対する統制権を取り戻し、世界の石油市場に再参入する方策を模索している」と伝えた。

現在西側により凍結されているイラン資産は約1,000億ドルに達し、イランはこのうち約4分の1に当たる240億ドル(約36兆ウォン)の凍結解除を求めている。イランのタスニムニュースによれば、イランは終戦に向けた了解覚書が締結されれば240億ドルのうち120億ドル(約18兆ウォン)は即時に凍結解除し、残りの120億ドルも段階的にイランへ送金すべきだと要求している。

一方で米国は、イランが先に高濃縮ウランを放棄してこそ凍結資産の問題が協議の俎上に載るとの立場だ。ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば、匿名を求めたトランプ政権のある高官は週末に記者団へ「埃がなければ金もない(No dust, no dollars)」と語った。これはトランプ大統領が高濃縮ウランを「核の埃(nuclear dust)」と呼ぶことに由来する表現で、核放棄が先行すべきだとの意味を含む。

トランプ大統領もイランの凍結資産の解除を検討していないとの立場を明確にした。大統領は27日の閣僚会議で「われわれは彼らが自分のものだと主張する金を管理している。われわれはその金を引き続き管理する」と述べ、「彼らが正しく行動し、正しいことをするとき、われわれは彼らに金を返す。しかし今はそうしない」と語った。

米国とイランの立場が鋭く対立することについて、NYTは「この資金は、西側による数十年にわたる制裁と、最近の米国およびイスラエルとの戦争で経済的困難に直面しているイラン政府の核心的な要求事項になった」とし、「凍結資金を巡る相反する立場は、テヘランとワシントンが平和協定について依然として相当な立場の隔たりを見せていることを示唆する」と評価した。

英紙インディペンデントも「世界各地で凍結された数十億ドル規模のイラン資産の問題が、米国とイランの協議において事実上最後の障害として残っている」と評価した。

さらに、トランプ大統領の立場でも、拙速に凍結されたイラン資産を解除するのは容易ではない。大統領が最近ソーシャルメディア(SNS)を通じ、イランの核開発制限と引き換えに制裁を緩和したオバマ政権の2015年のイラン核合意を継続的に批判してきたためだ。とりわけオバマ政権が2016年1月にイランに拘束された米国人4人の釈放過程で現金4億ドルをイランに支払った事実が明らかになり、論争になったこともある。

加えて凍結資産の解除は、事実上イランに資金を提供するものと受け取られかねず、イランとの協議に否定的なトランプ大統領支持層の反発を強める可能性もある。トランプ大統領の側近らは英紙テレグラフに対し、「イランが核プログラム縮小に同意する前に、数十億ドル規模の凍結資産を移転するのはイラン政権への報奨と受け取られかねず、これはトランプ支持層の反発を招く」と述べ、凍結資産の解除は「大統領が受け入れられない取引だ」と語った。

ただし専門家の間では、トランプ政権が迂回的な方式でイランの要求の一部を受け入れる可能性があるとの観測も出ている。凍結資産を解くにしても、資金がイラン政府に直接流入しないようにする方式だ。実際に米政府は2023年の人質釈放交渉の過程で、韓国とイラクで凍結されていた一部のイラン資金をオマーンとカタールへ移した。その後、当該資金はイラン政府を経由せず輸出業者に直接支払う方式で執行され、イランが一定期間、食糧や農産物の輸入など人道目的で使用できるようにした。

米国ワシントン所在のシンクタンク、民主主義守護財団(FDD)のミアド・マレキは、トランプ政権が同じ方式を採用し得ると展望した。マレキは「もしイランが自国口座へのさらなる資金移転を要求するなら、それは事実上の制裁緩和に当たる」と述べた。

ただしマレキは、和平協議はまだ初期段階にあり、イランも核開発プログラムの制限に同意していない状況である以上、このような限定的措置でさえトランプ政権には容易ではない決定になり得ると指摘した。

※ 本記事はAIで翻訳されています。ご意見はこちらのフォームから送信してください。