ドナルド・トランプ米国大統領の来月の80歳の誕生日に合わせて開催される総合格闘技(UFC)大会を前に、ホワイトハウスの芝生に設置中の超大型競技場の姿が明らかになっている。
26日(現地時間)AP・AFP通信によると、この日ホワイトハウス南側の芝生広場である「サウスローン(South Lawn)」では、複数のクレーンが巨大な金属アーチ構造物を吊り上げ、競技場の骨組みを組み立てる場面が捉えられた。
今回の行事は米国建国250周年記念行事の一つとして推進される「UFCフリーダム250」大会である。大会が開かれる6月14日はトランプ大統領の80回目の誕生日とも重なる。
トランプ大統領は7日、ホワイトハウスの執務室にUFC選手を招いて大会を広報し、ホワイトハウスの芝生中央に八角形のUFCケージが設置された鳥瞰図を公開したことがある。
当時、ホワイトハウス内部で試合を直接観覧できる人数は約4500人規模であり、構内外に設置される大型スクリーンを通じては最大10万人が無料で試合を視聴できると説明した。
トランプ大統領はUFC選手に囲まれた席で「われわれは途方もない試合を行うことになる」とし、「これまでになく、これからも二度とない出来事だ」と強調した。
UFC側も3月、今大会がイリア・トプリアとジャスティン・ゲイジーのライト級チャンピオン戦を含め、計6試合で構成される予定だと発表した。
トランプ大統領は日頃からUFC会場を頻繁に訪れる熱心なファンとして知られており、UFCとも長年の親交を続けている。
UFCケージが設置されるホワイトハウスのサウスローンは、米国現代政治史の主要な場面が演出された象徴的空間とされる。
1974年、リチャード・ニクソン元大統領はウォーターゲート事件の余波で辞任を発表した後、ここから軍用ヘリに乗り込み、「V」サインを残したままホワイトハウスを去った。
AFPは、リアリティ番組のスター出身であるトランプ大統領がホワイトハウスで格闘技大会を開催し、もう一つの独特な政治イベントを生み出していると評価した。
ただし歴史的象徴性が大きいホワイトハウスの空間で格闘技大会を開くことについては論争も提起されている。とりわけイラン戦争の余波で国際原油価格と生活費の負担が増した状況で、大会開催費用が過度に大きいとの指摘も出ている。
これに対しホワイトハウスは、UFC側が行事費用の全額を負担し、米国納税者の税金は使用されないと明らかにした。
UFCの親会社側は2月、大会費用が最低6,000万ドル(902億6,400万ウォン)に達する見通しだとし、企業スポンサーなどを通じて半分程度を充当できることを期待すると明らかにしたことがある。