米国民主党の次期大統領選の有力候補とされるギャビン・ニューサムカリフォルニア州知事がドナルド・トランプ米国大統領に連邦非常事態の宣言を要請した。21日、カリフォルニア最大の都市ロサンゼルス(LA)近郊の化学工場で、毒性物質約2万7000リットル(7000ガロン)が入った貯蔵タンクが過熱し爆発寸前まで状況が悪化し、周辺住民5万人が居住地を離れて避難した。

2018年11月17日、ドナルド・トランプ大統領がカリフォルニア州パラダイスの山火事被災地を訪れ、当時カリフォルニア州知事当選者だったギャビン・ニューサム(左)と言葉を交わしている。/聯合ニュース

24日(現地時間)カリフォルニア州政府によると、ニューサム知事は前日にオレンジ郡で州レベルの非常事態を宣言したのに続き、この日トランプ大統領に連邦非常事態の宣言を正式要請した。連邦非常事態が承認されれば、連邦緊急事態管理庁(FEMA)が現場を指揮する。避難・避難所運営や救助人員投入に連邦資金を充当することも可能だ。

ニューサム知事は声明で「カリフォルニアは災害の発生を待たず、生命と地域社会を守るために早期に行動する」として迅速な決断を促した。カリフォルニア州緊急サービス局も州政府機関と協力し、対応体制を最大限稼働していると明らかにした。

事件は21日午後3時40分ごろ、LAから南に約48km離れたガーデングローブ地域にある英国系航空部品メーカー、GKNエアロスペースの工場で起きた。この工場で保管中だったメチルメタクリレート(MMA)貯蔵タンクの内部圧力と温度が急激に上昇しているとの通報が当局に寄せられた。このタンクにはMMA約2万7000リットルが入っているとされる。MMAはアクリルプラスチックや樹脂の製造に用いる可燃性化学物質である。吸入すると呼吸困難・咳・喘鳴を引き起こし、動物実験では一部の身体器官に構造的異常を示す先天的欠損症が報告されている。

タンクの爆発が懸念される中、オレンジ郡当局はガーデングローブと近隣のアナハイム・サイプレス・ブエナパーク・スタントンの一部住民約5万人に避難命令を出した。ガーデングローブ警察は自宅を直接訪ねてドアをノックし避難を促したが、23日現在、約15%は避難所不足・財産への懸念・災害懐疑論などを理由に避難を拒んでいる。避難した住民に代わり一部の弁護団はGKNエアロスペースを相手取り、「会社が既知の危険を把握しながら地域社会を保護できなかった」として集団訴訟を提起した。

クレイグ・コビーオレンジ郡消防局の事故対応指揮官は記者会見で「32年の消防人生でこのような状況は初めてだ」とし、「残る可能性は二つしかない。タンクが破損して毒物6000〜7000ガロンが駐車場へ流出するか、熱暴走が発生して周辺の燃料・化学物質タンクまで連鎖爆発するかだ」と述べた。

消防隊員は現在、タンクのバルブ故障を理由に内部へ毒物中和剤を注入できていない。代わりにタンク外壁に絶えず放水してタンク温度を下げる方法で爆発に抗している。海外報道によると、タンク内部の温度は現在約38度を超えている。エリアス・ピカソ南カリフォルニア大学(USC)化学科助教授はニューヨーク・タイムズ(NYT)に「内部温度が着実に上がっているのは反応が進行中である証拠だ」として熱暴走の危険を警告した。

ニューサム知事はトランプ大統領と移民・環境政策を巡って事あるごとに衝突してきた政治的ライバルである。ニューサム知事は昨年6月、トランプ政権がLAの移民取り締まりデモを鎮圧するとの名目で、カリフォルニア州兵4000人と海兵700人を知事の同意なく連邦軍に転換・投入すると、直ちに連邦地裁へ提訴した。知事の同意なしに大統領が特定州の州兵を連邦化したのは1960年代以降で初めてだ。ニューサム知事は当時ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に「トランプが火に油を注いでいる」と記した。トランプ大統領も「妨害する民主党の州指導者は投獄すべきだ」と応酬した。

両者は2028年大統領選の潜在的ライバルでもある。ニューサム知事は民主党の次期大統領候補の中で最有力の一角として一貫して名前が挙がっている。

※ 本記事はAIで翻訳されています。ご意見はこちらのフォームから送信してください。