日本の東京で最高級の繁華街である銀座の中心にある有名商業施設で、真昼に催涙液と推定される有毒物質が散布される事件が発生した。不特定多数を狙った攻撃で現場にいた市民20人余りが強い呼吸器の痛みを訴え、救急車で搬送された。身元不明の犯人は犯行直後、混雑に紛れて逃走した。

25日(現地時間)テレビ朝日やフジニュースネットワークなど日本の主要メディアの報道を総合すると、この日正午ごろ、東京・中央区銀座6丁目に位置する大型複合商業施設「GINZA SIX」内の三井住友銀行ロビーで、ある男が無差別に催涙スプレーとみられる液体を噴射した。直後に現場では刺激的な臭いがし、目や喉が痛いという市民の緊急通報が相次いで寄せられた。

25日、東京で個人が当該地域に物質を撒いたとみられた後、ギンザ6ショッピングセンター内にいた女性を救急車両から救出する隊員。/聯合ニュース

突発的な騒動で銀行ロビーで用事をしていた男女の顧客と従業員ら25人が、激しい頭痛と咽頭痛、せきの症状を訴えて倒れた。東京消防庁は直ちにポンプ車や救急車など37台の車両を現場に出動させ、応急処置に当たった。被害者は全員意識はある状態と確認されたが、容体がやや深刻な14〜19人は近隣の総合病院に緊急搬送され治療を受けている。防犯カメラの精密分析の結果、犯人は白いマスクで顔を覆い、黒い長袖の上衣と白系の長ズボンを着用した男と把握された。

東京管轄の警察は追加被害を防ぐため現場周辺の出入り統制を強化し、本格捜査に着手した。容疑者は犯行直後、近隣の新橋方面へ急いで逃走した。警視庁捜査チームは、犯人が散布した化学物質の正確な成分を精密分析する一方、商業施設の内外の防犯カメラ映像を全方位で確保して逃走経路を追っている。人流が密集する真昼の最高級商圏で主要銀行の店舗を正面から狙った点から、単なる不満の表明を超えた銀行強盗予備行為や無差別テロの可能性が有力視されている。

とりわけ最近、東京と首都圏一帯では護身用スプレーを悪用した凶悪犯罪が相次ぎ、治安不安が大きく増幅している様相だ。同日、東京・新宿区でも匿名流動型犯罪グループと呼ばれる、いわゆる「トク류」一味がクマ撃退用スプレーを噴射し凶悪強盗を働こうとして現行犯逮捕された。捜査当局は、逃走した容疑者の身元を速やかに特定すると同時に、今回の銀座の銀行テロも点組織型の新手の犯罪と深く関連した可能性を広く念頭に置き、捜査力を総動員している。

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