米国ホワイトハウスに向けて銃器を発砲した容疑者が射殺された。
23日(現地時間)にCBSなど主要メディアは、ワシントンD.C.のホワイトハウス近くのセキュリティ検問所に接近して衝撃を加えた男がシークレットサービス(SS)の対処射撃により射殺されたと報じた。事件当時ホワイトハウスにはドナルド・トランプ米国大統領が滞在しており、無事だとCBCは伝えた。シークレットサービスと連邦捜査局(FBI)要員、警察官が現場を封鎖し、事件の経緯を調査中である。
SSはX(旧ツイッター)に広報責任者名義で掲載した事件関連声明で「この日午後6時ごろ、17番街とペンシルベニア・アベニューの交差点で、ある男性がかばんから武器を取り出して発砲し始めた」とし、「SS要員が対処射撃を行い容疑者に命中させ、容疑者は近隣の病院に搬送され死亡判定を受けた」と明らかにした。
続けて「この過程で通行人1人も銃に撃たれたが、銃撃犯が放った銃弾に当たったのか、SS要員の対処射撃により被弾したのかは不明だ」とし、「SS要員の中に負傷者はいない」と付け加えた。
死亡した容疑者は21歳のナシア・ベストと確認されたと、CBSが事情に詳しい消息筋を引用して伝えた。容疑者は昨年7月にもホワイトハウスへの進入を試みて逮捕された前歴があり、当時は精神異常の診断を受けて精神病棟に送られた。
銃撃事件が発生した交差点はホワイトハウス団地内のアイゼンハワー行政棟の近くで、本館からは直線距離で200mしか離れていない場所である。
CBSが引用した司法当局関係者によると、事件発生当時に15〜30発の銃声が聞こえたという。SSはその後ホワイトハウスを一時的に閉鎖し、ホワイトハウス北側の芝生にいた記者団に避難指示を出した。
事件直後、キャシー・パテルFBI局長もXに「FBIが現場に出動し、ホワイトハウス近隣で発生した銃撃事件に対応するSSを支援している」とし、「可能になりしだい追加情報を公開する」と述べた。
最近1カ月の間だけでもホワイトハウス近隣で3回の銃撃事件が発生した。4日、ホワイトハウス近くのワシントン記念塔南東側の交差点で、銃器を所持した容疑者が法執行要員に向けて発砲し、交戦となった。先月25日には、ホワイトハウス出入り記者協会の晩餐が開かれたワシントン・ヒルトンホテルの宴会場近くの保安検査区域で、散弾銃と拳銃、ナイフなどで武装した男が銃を発砲しながら検問所に突進して通過した直後、当局に制圧された。