中国がレアアースの輸出規制を強化するなか、日本企業が東南アジアを中心に「脱中国サプライチェーン」構築を急いでいる。フィリピン・ベトナム・マレーシアなどで鉱山開発と製錬設備への投資を拡大し、中国依存度を下げようとしている。

日本のヒシカリ鉱山で掘削作業が進行中。住友金属鉱山ホームページから

18日付ニッケイアジアによると、日本のスミトモ金属鉱山(住友金属鉱山)は燃料電池用レアアース元素であるスカンジウム(scandium)の生産量を2026年度に20%増やす計画だ。会社が持分を保有するフィリピンの鉱山で採掘した鉱石を日本の兵庫県工場で加工し、目標を達成するという。

レアアースは希少性の高い金属元素で、超伝導・強磁性・触媒・光学・蛍光特性を持つ17元素を指す。スカンジウムは燃料電池の作動温度を下げ、耐久性を高める素材で、人工知能(AI)データセンター向け次世代電源の需要拡大とともに使用量が急増している。世界のスカンジウム需要は昨年に倍増したとニッケイアジアは伝えた。

スミトモ金属鉱山だけでなく、総合商社の双日はオーストラリアのライナス・レアアース(Lynas Rare Earths)と組み、ベトナム・マレーシアでレアアース鉱山の開発に乗り出した。両者は3月、双日と日本石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の合弁会社を通じて契約を締結した。双日はマレーシアではレアアース製錬設備の増設も進めており、2027年完成の予定だ。

日本企業が東南アジアでサプライチェーン拡大に動く理由は、中国がレアアース産業を武器化しているためである。中国は現在、世界のレアアース生産量の約70%、精製量の90%以上を占めている。とりわけ高性能磁石に使われるジスプロシウム・ネオジムなどの中核レアアースの供給網を事実上掌握している。

中国は最近、レアアースを外交・安全保障の手段として活用し、日本に圧力をかけている。日本と中国の関係は11月に高市早苗日本総理の「台湾有事介入」発言をきっかけに急速に冷え込んだ。その後、中国は1月に日本を対象にレアアースを含むデュアルユース(dual-use)品目の輸出規制を発表した。先立つ4月には米国との対立が深まるなか、スカンジウムを含む7つのレアアース元素の輸出制限措置を実施した経緯がある。

日本向け中国のレアアース規制、業種別損失額の推計。大韓貿易投資振興公社提供

日本国内ではレアアースの供給途絶が産業全般に波及しかねないとの懸念も強まっている。野村総合研究所は、中国産レアアースの供給が1年間止まる場合、日本の実質国内総生産(GDP)が0.43%減少し、経済損失は2兆6000億円(約25兆ウォン)に達すると予測した。

自動車業界が最も敏感に反応している。電気自動車(EV)・ハイブリッド車(HV)のモーターに入るネオジム磁石の供給途絶リスクがあるためだ。日本の自動車業界は「レアアースは汎用半導体と異なり代替材がほとんどない」として、政府レベルの対応の必要性を強調した。

一方、日本は2010年の尖閣諸島を巡る争いの際に中国のレアアース輸出制限を経験して以降、サプライチェーンの多角化を国家戦略として進めてきた。日本政府はレアアースを「特定重要物資」に指定し、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を中心に海外鉱山投資や備蓄拡大、代替技術の開発などを支援している。

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