英国で中国のためにスパイ活動を行った疑いで男2人に有罪判決が言い渡された。中国のためのスパイ行為が英国の裁判所で有罪と認定されたのは今回が初めてである.
英ガーディアンによると、ロンドン中央刑事裁判所は7日(現地時間)、ヒースロー空港の国境警備隊職員チロン・ワイ(38)とロンドン駐在香港経済貿易代表部の幹部チェンビ・ウユエン(65)に対し、外国情報機関支援の容疑を認め有罪を言い渡した。陪審団は多数意見で有罪評決を下した。とくに空港の保安業務を担当していたチロン・ワイは、内務省のデータベースを無断照会した容疑でも有罪と認定された.
2人は、いわゆる「影の工作」方式で香港の民主化関係者を監視していたことが明らかになった。主要標的には、香港の民主化デモを主導し海外に亡命した政治家ネイサン・ローが含まれた。ローには中国当局から約10万ポンドの懸賞金が掛けられている.
また2人は、香港の民主化団体に侵入し、英国政界関係者に関する情報収集も試みたとされる。元保守党の閣僚であるイアン・ダンカン・スミスとヘレナ・ケネディ労働党上院議員などが対象に含まれたと伝えられた.
今回の事件は、香港出身の女性モニカ・クンを拉致しようとした試みが警察に摘発される過程で発覚した。ガーディアンによると、2人は電気修理工に偽装してクンの自宅に侵入しようとし、床に水をまいて浸水状況を演出するなど緻密な手口を用いた。結局、事前に盗聴していた警察によって2人は現場で逮捕された。共犯として起訴された元海兵隊員マシュー・トリケットは、保釈後1週間で死亡した状態で発見された.
英国政府は今回の事件を「主権侵害」と規定し、強硬対応に乗り出した。ダン・ジャービス外務大臣は「外国国家を代行したこのような活動は決して容認できない」と述べ、「中国に責任を問うとともに、関連行為が英国で決して許容されないことを明確にする」と明らかにした。外務省は駐英中国大使を呼び出して抗議する予定と伝えられた.