フランスが原子力推進空母を紅海へ移動させ、海上ルートの確保に乗り出した。ホルムズ開放を念頭に置いた先制的措置という評価が出ている。
フランス国防省は6日(現地時間)に声明を通じて「東地中海に配備されていたシャルル・ド・ゴール空母戦団が紅海とアデン湾へ移動中だ」と明らかにした。戦団はこの日スエズ運河を通過し、紅海南部へ向かっていると伝えられた。
フランス側は今回の移動が今後のホルムズ海峡での作戦準備の次元だと強調した。フランス国防省は「状況が許す限り任務を遂行できるよう準備時間を短縮するための措置だ」とし「海上貿易関係者の安心感を高めることに寄与する」と明らかにした。
フランスは今回の紛争の直接当事国ではないが、国際法順守と海上安全確保を名分に役割拡大に動いている。とりわけ米国の軍事的支援圧力には距離を置きつつ、英国とともに終戦後の海峡航行の自由を保障するための多国籍協力の構成を主導してきた。
フランス大統領府エリゼ宮の関係者は空母移動について「フランスがホルムズ海峡を安全に守る準備と能力を備えているというシグナルだ」と説明した。またホルムズ問題を「すべての当事国の共同利益が懸かった事案」と規定し、他の紛争と切り離して別途に扱うことを提案した。
この関係者はイランに向けて「自国油槽船の通過を保証されるためには、米国が要求する核心懸案の交渉に参加すべきだ」と促した。同時に米国には「対イラン海上封鎖を緩和し、イランの交渉意思を受け入れるべきだ」というメッセージを伝えたと明らかにした。
エマニュエル・マクロン仏大統領もこの日ソーシャルメディア(SNS)X(旧ツイッター)を通じて「フランスと英国が構成した多国籍任務団は船主と保険会社の信頼回復に寄与するだろう」とし「交戦当事国とは別個に運用される」と明らかにした。続けて「シャルル・ド・ゴールの事前配備も同じ文脈で実施した」と説明した。
マクロン大統領は「マスード・ペゼシキアン・イラン大統領との通話でこの機会を活用するよう勧めた」とし「トランプ大統領ともこのテーマについて議論する計画だ」と明らかにした。続けて「ホルムズ海峡の安定回復が核と弾道ミサイル、地域情勢全般に関する交渉の進展を促すだろう」と述べた。