ドナルド・トランプ米国大統領は20日(現地時間)、現在米国が推進中のイランとの核合意が、2015年にバラク・オバマ前政権時代に締結されて自身が破棄した既存の合意よりはるかに良いものになると主張した。
トランプ大統領はこの日、自身のソーシャルメディア「トゥルースソーシャル」で「われわれがイランと推進中の今回の合意は、バラク・フセイン・オバマと『眠たい(スリーピー)』ジョー・バイデンが締結した『イラン核合意』と呼ばれる包括的共同行動計画よりはるかに良い」と明らかにした。
JCPOAは2015年のオバマ大統領在任当時に締結された核合意である。これによりイランが保有していた最大20%濃縮ウラン約11トンがロシアへ搬出され、イランの濃縮ウラン備蓄量は3.67%水準で15年間300キログラムに制限された。
しかしトランプ大統領は1期在任中の2018年にJCPOAから離脱し、その後ジョー・バイデン政権がイランと間接交渉を進めたが、目立った成果は出せなかった。
トランプ大統領はこの協定について「わが国の国家安全保障に関して歴代最悪の協定の一つだ」とし、「自分がその合意を破棄しなかったなら、イスラエルはもちろん、われわれが重要視する米軍基地を含む中東全域で核兵器が使用されていただろう」と主張した。
この日の発言は、米国がJCPOAよりも強い条件を基準に新たな合意を推進していることを示唆すると同時に、イランの核物質保有とウラン濃縮の権利を恒久的・全面的に放棄させる「強硬な合意」を志向するという意味に解される。
トランプ大統領はトゥルースソーシャルの別の投稿で「自分は彼らが米国を急がせ、最良の条件ではない合意を締結するようにさせはしない」とし、「時間は自分の敵ではない」と強調した。これは単なる妥結のために急いで「悪い合意」を結ぶことはしないという立場を明確にしたものと解釈される。