米国とイランの間で軍事的緊張が続くなか、ピート・ヘグセス国防長官とダン・ドリスコル陸軍長官の対立が公開の衝突へと発展し、ペンタゴン内部の混乱が拡大しているとの海外報道が出た。

米国の国防長官、ピート・ヘグセス。/AFP

19日(現地時間)ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、両者の対立は昨年初めのドリスコル長官就任直後から始まった。JD・バンス副大統領のイェール大ロースクールの同期で最側近であるドリスコル長官がドナルド・トランプ大統領と副大統領による陸軍部隊訪問を提案すると、ヘグセス長官は「自分が責任者だ。一線を越えるな」と強く制止したとされる。陸軍の長がホワイトハウスと直接つながる日程を主導しようとしたことを、国防長官が権限侵害と受け止めたということだ。

その後、両者の関係は悪化の一途をたどったとWSJは評価した。とりわけトランプ大統領が国防長官であるヘグセスではなくドリスコル長官をウクライナ終戦交渉の特使として派遣し、ヘグセス長官の疎外感と警戒心が強まったとの分析が出ている。通常、兵力運用と装備を担う陸軍長官が外交交渉に投入されたことについて、国防総省内でも異例だとの評価が出た。

対立は人事問題で爆発した。WSJによると、ヘグセス長官は年初の将官昇進名簿から黒人と女性将校、マーク・ミリー前統合参謀本部議長の側近だったデイブ・バトラー大佐らを除外するよう要求したが、ドリスコル長官がこれを拒否した。その後ヘグセス長官は4月2日、ドリスコル長官が休暇中の状況でランディ・ジョージ陸軍参謀総長に電話をかけ、わずか1分で解任を通告したと伝えられている。ジョージ前総長は40年以上勤務した陸軍の中核人材と評価される人物だ。

ドリスコル長官はその後の議会公聴会でジョージ将軍を「驚くべき変化のリーダーだ」と公然と擁護した。事実上、国防長官の決定に反旗を翻した格好だ。ペンタゴン内部では、ヘグセス長官が自身の地位不安を意識し、粛清に近い人事を断行しているとの批判も出ている。マーク・モントゴメリー前海軍少将は「戦時状況で陸軍首脳部を無力化するのは最悪の決定だ」と指摘した。

ヘグセス長官のリーダーシップをめぐる論争も再燃している。WSJは、同長官が昨年、機密の戦争計画を民間メッセンジャーのシグナルで共有した論争や、側近参謀が機密流出疑惑のなか相次いで退いた事件などを経て、すでに何度も信頼に打撃を受けたと伝えた。最近では、民主党の下院議員らが議会承認なしにイラン攻撃を断行した点などを問題視し、ヘグセス長官に対する弾劾訴追案を発議する動きもあった。

ホワイトハウスは「2人のリーダーの助けで軍の戦闘力が強化された」として火消しに動いた。ドリスコル長官も「辞任する計画はない」と明らかにしたが、当該声明では直属の上司であるヘグセス長官への言及はなかった。

WSJは今回の衝突が単なる性格の違いを超え、権力不安と人事対立が絡み合った結果だと分析した。こうした構造的対立は短期間での解消が難しいとの指摘も出ている。

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