米・イランの終戦協議に対する楽観論が続くなか、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数とナスダック総合指数が史上最高値を更新した。
15日(現地時間)のニューヨーク株式市場で、S&P500種指数は前日比55.58ポイント(0.80%)高の7022.95で取引を終えた。ダウ工業株30種平均は前日比72.27ポイント(-0.15%)安の4万8463.72、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比376.93ポイント(1.59%)高の2万4016.02でそれぞれ引けた。
S&P500種指数が終値ベースで7000の大台を超えたのは初めてである。ナスダック指数も昨年10月29日以来6カ月ぶりに最高値を更新し、11営業日連続の上昇基調を維持した。
ドナルド・トランプ米大統領はこの日、フォックス・ビジネスとのインタビューでイランとの戦争の終結時期について「まもなく終わる」と発言し、市場の終戦協議への楽観論に拍車をかけた。
1〜3月期の決算発表シーズンが始まり、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、シティグループが予想を上回る好決算を発表したことも、抑え込まれていた投資心理を呼び戻すのに寄与したとみられる。
この日モルガン・スタンレーは相次いで市場予想を上回る決算を公表し、8.28%急騰した。バンク・オブ・アメリカも1%台前後の上昇となった。
半導体大手ブロードコムはMeta(メタ)と人工知能(AI)チップ生産拡大の契約を結んだとの報で4.19%上昇し、ハイテク株の上昇を主導した。
米連邦準備制度理事会(Fed・FRB)は景気動向報告(ベージュブック)で「中東紛争が雇用、価格決定、設備投資に関する意思決定を複雑にする主要な不確実性要因として指摘された」としつつも、「全般的な経済活動は増加したとみられる」と伝えた。