ドナルド・トランプ米国大統領に反対する大規模な「ノー・キングス(No Kings・王はない)」デモが米国全土と欧州で開催された。
28日(現地時間)主催側によると、この日ワシントンDC、ニューヨークなどの大都市からアラバマ州やワイオミング州の小都市に至るまで、50州で少なくとも3000件以上の集会が開かれる見通しだという。
先に同名のデモが昨年6月と10月にも開催されたが、この日は900万人以上がデモに参加し、過去最大規模になるとの見方が出ている。
主催側は、トランプ大統領とその政策全般に対する不満を表出するため今回のデモを実施すると明らかにした。
特に1月、移民税関捜査局(ICE)要員の銃撃で市民2人が死亡したミネソタ州では、ミネアポリスとセントポールを中心に数万人の人波が集まり、ティム・ウォルツ・ミネソタ州知事と俳優ジェーン・フォンダも姿を見せた。
ニューヨーク・マンハッタンのデモにもレティシア・ジェームズ・ニューヨーク州司法長官と俳優ロバート・デ・ニーロらが参加した。
この日午前、イタリア、フランス、ドイツなど欧州でもデモが行われ、南米、豪州など12カ国以上でデモが開催される予定だと主催側は述べた。
実際にフランス・パリのバスティーユ牢獄前には数百人の人だかりが確認され、イタリア・ローマでも数千人が街路を行進し「戦争のない世界」を唱和した。
これをめぐりホワイトハウスと共和党は批判的な立場を示した。アビゲイル・ジャクソン米大統領報道官はデモを「左派支援ネットワークの産物」と表現し、共和党議会委員会(NRCC)は「反米集会」と批判した。
デモ隊とトランプ大統領支持者の間で摩擦も起きた。フロリダ州ウェストパームビーチで、親トランプ団体「プラウド・ボーイズ」の帽子とTシャツを着用した支持者約50人が大統領支持の発言をし、デモ隊と衝突、警察が鎮圧に乗り出した。