米国の遊園地で娘のフライドポテトを盗もうとしたカモメを残酷に殺した男に、約8カ月の禁錮刑が言い渡された。一部の動物保護団体は「生ぬるい処罰」だと反発している。
18日(現地時間)ニューヨーク・ポストなどによると、フランクリン・ジグラー(32)は2024年7月6日、娘とともにニュージャージー州ノースワイルドウッドの遊園地を訪れた。当時、カモメが娘が食べていたフライドポテトを奪い取ると、ジグラーは激高して鳥を捕まえた。ジグラーはカモメを手でわしづかみにした後、首を切って残酷に殺したことが調べで分かった。
市民が、頭の切断されたカモメの死骸を処理しようとゴミ袋を探していたジグラーを目撃して通報し、ジグラーは警察に連行された。ジグラーは警察の取り調べで、カモメが自分と娘を追い回したため殺したと供述したと伝えられた。ジグラーは警察に抵抗し、非協力的な態度を一貫して示したため、騒乱および逮捕拒否の容疑も併せて適用された。
ジグラーは3級動物虐待の容疑で公判に付された。米国は1918年に制定された「渡り鳥条約法」により、カモメを含む渡り鳥の追跡、狩猟、捕獲、殺害、販売を禁じている。ジグラーは2025年6月24日に大陪審に付された。
12日に開かれた宣告公判で、裁判所はジグラーに最大250ドル(約37万円)の罰金刑とともに262日の禁錮刑を言い渡した。ただしジグラーは、公判前の勾留期間が刑期として認められ、釈放された。
動物権利擁護団体(IDA)の主任活動家、ドル・スタンリーは、ジグラーに対する判決が犯行の残虐性に比べて「生ぬるい処罰」だとして強く反発した。
スタンリーは「これは子どもたちの目の前で真昼に行われた残酷な拷問行為だった」と指摘した。続けて「捜査当局は彼と関連して家庭内暴力と動物虐待の相関を認識している」とし、「ジグラーがその危険性を示す事例であるにもかかわらず、裁判所は地域社会の構成員を守ることに失敗した。これは極めて失望させることだ」と付け加えた。