米国とイスラエルがイラン最大のガス田であるサウスパルスと、これに直結するアサルーイェの天然ガス精製施設団地を爆撃し、イランが報復を誓って乗り出した。

2014年に撮影されたサウスパルスガス田の様子。同ガス田は18日(現地時間)、米国とイスラエルのミサイル攻撃を受けた。/ AFP=連合

マスード・ペゼシキアン・イラン大統領は18日(現地時間)、ソーシャルメディア(SNS)X(エックス)に「今回の攻撃は状況を一層複雑にし、その波紋は世界を席巻する制御不能の結果を招きうる」と述べ、「このような攻撃は敵(米国とイスラエル)にいかなる利益ももたらさない」とした。モハンマド・バーゲル・ガリーバーフ・イラン国会議長もエネルギー施設被撃後、「目には目」の方式の報復を予告し、「新たな段階の対決が始まった」と宣言した。

イラン革命防衛隊(IRGC)はサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールのエネルギー施設を攻撃すると脅した。あわせてサウジのサムレフ製油所とジュベイル石油化学団地、UAEのアルハサンガス田、カタールの石油化学工場に言及した。実際、この日イランは世界の液化天然ガス(LNG)供給量の20%を担うカタールのガス施設密集地域にミサイル攻撃を加えた。

先にイラン国営放送は、サウスパルスガス田の3、4、5、6地区が米国・イスラエルの攻撃を受け、これらガス田で火災が発生して稼働が中断したと報じた。アサルーイェの精製団地は、世界最大級の海上ガス田の一つであるサウスパルスで産出した天然ガスをパイプで受けて精製・加工する場所で、イランを代表するエネルギー施設である。

これまでイランの核・ミサイルなど軍事施設を重点的に攻撃してきた米国とイスラエルが、今やイランの産業基盤に対する広範な攻撃に乗り出し、エスカレーション懸念も高まった。イスラエルのヨアブ・ガラン트国防相は同日、「きょうは全ての戦線にわたり『重大な意外性(significant surprises)』が予想され、イランとレバノンのヒズボラとの戦闘が一段と激化する」と述べた。

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