イラン最高国家安全保障会議(SNSC)の事務総長であるアリ・ラリジャニが米国とイスラエルの空爆で死亡したと、イラン当局が確認した。
18日(現地時間)、ロイター通信はイランの半官営メディアであるファルス通信を引用し、ラリジャニが米国とイスラエルの空爆で死亡したと報じた。SNSCもテレグラムのチャンネルに掲載した声明で「アリ・ラリジャニは殉教した」と明らかにした。今回の空爆でラリジャニだけでなく、息子、参謀、警護員もともに死亡したと伝えられている。
先にイスラエルのイスラエル・カッツ国防相は前日、「イスラエル軍の空爆でラリジャニが死亡し、地獄の深淵へ落ちた」と述べ、「革命防衛隊傘下のバシジ民兵を指揮していたゴラムレザ・ソレイマニ司令官も別の空爆で排除した」と明らかにした。
マスード・ペゼシキアン・イラン大統領は声明で米国とイスラエルを強く非難した。ペゼシキアンは「聖なるイランの地で抑圧されながらも勇敢であった殉教者たちの血で自らの手を染めたテロリストの犯罪者たちを待ち受けるのは苛烈な復讐だ」と語った。
1958年にイラクで生まれたラリジャニは、イラン国営放送(IRIB)でジャーナリストとして社会生活を始めた。1981年にイラン・イラク戦争が勃発すると革命防衛隊に入隊し准将まで昇進し、その後、文化イスラム指導部長官とIRIB社長、アリ・ハメネイ国家安全保障顧問などを歴任した。ラリジャニは2005年の大統領選で落選した後、最高国家安全保障会議の事務総長に任命された。
ラリジャニは、死亡したアヤトラ・アリ・ハメネイ前イラン最高指導者が有事の際の権限代行に指名したほど、ハメネイの厚い信任を受けていた人物として知られる。現最高指導者のモジュタバ・ハメネイが負傷で姿を見せない中、ラリジャニは公開活動を続け、米国とイスラエルに最後まで対抗して戦うとの立場を示してきた。