米国の対イラン軍事作戦「壮大な怒り」を指揮する米中央軍司令官のブラッド・クーパーが注目を集めている。中東で長年にわたり築いた人脈と外交力を土台に今回の作戦を主導しているとの評価が出ている。
12日(現地時間)ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、四つ星大将であるクーパー司令官は米軍で最も多く勲章を受けた将校の一人である。WSJは、米国が複雑かつ危険な今回の戦争でクーパー司令官の中東ネットワークに大きく依存していると伝えた。
クーパー司令官は近年、イスラエル軍参謀総長と安息日(ユダヤ教の安息日)の夕食を共にし、アラブ首長国連邦(UAE)大統領から招待を受けるなど、中東の指導者らと幅広い関係を築いてきた。アメド・アルシャラ暫定シリア大統領とバスケットボールを共にした逸話もある。
米国内で戦争に対する世論が好意的でない状況でも、クーパー司令官は政治的論争と距離を置き、作戦に集中していると側近らは述べた。クーパー司令官はダン・ケイン統合参謀本部議長と緊密に協議しつつ、短時間でも運動と会議を並行し、不足する睡眠の中でも落ち着いた様子で業務を続けているとされる。
共に勤務した経験がある関係者は、クーパー司令官を慎重かつ決断力のある指揮官だと評価する。ある予備役将官は「クーパー司令官が真夜中に電話をかけてくる時は、すでに深く考え抜いた後であり、状況説明と解決策まで用意されているだろう」と語った。
ベトナム戦参戦軍人の息子であるクーパー司令官は、幼少期から軍事戦略に親しんでいた。1989年に米海軍兵学校を卒業後、湾岸戦争やアフガニスタン作戦などに参加し、韓国勤務の経験もある。
2016年に在韓米海軍司令官として赴任したクーパー司令官は活発な活動により翌年、韓米同盟親善協会から「グ・テイル」という韓国語名を贈られ、釜山市の名誉市民にも委嘱された。
2021年に中東司令官を務め、バーレーンで勤務しながらイランの脅威を間近で経験し、こうした経験が現在の判断にも影響を及ぼしていると側近らは伝えた。
中東勤務期間中、クーパー司令官はイランの密輸武器阻止や湾岸諸国およびイスラエル間の軍事協力拡大を推進し、無人艇と人工知能(AI)を活用した海軍監視体制の構築にも先頭に立った。