中東情勢の長期化で原油供給が揺らぎ、アジア各国政府が休校令や週4日制への移行などエネルギー非常節約措置に踏み切った。アジアは世界最大のエネルギー輸入地域であるだけに、今回の事態で最も大きな打撃を受けると見込まれる。

イランのホルムズ海峡を航行する液化天然ガス(LNG)運搬タンカー。/聯合ニュース

11日、現地メディアによれば、米国・イスラエルとイランの衝突の余波でホルムズ海峡が事実上封鎖され、アジア諸国は相次いで非常対策を打ち出している。ホルムズ海峡は世界の海上原油輸送量の約27%が通過する戦略的要衝で、このうち90%はアジア向けと集計されている。

ベトナム政府は価格調整のため一部石油製品の輸入関税を時限的に0%へ引き下げた。施行令により無鉛ガソリンとガソリン混合原料の関税率は10%から0%に、ディーゼルとジェット燃料は7%から0%に引き下げられる。ベトナム民間航空局(CAAV)は5月末までジェット燃料に対する環境保護税を100%免除し、国内線に対して価格上限制の実施を勧告したとされる。

タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)は公共サービス以外の業務を担う公務員の在宅勤務を承認し、当面は必須日程を除く公務員の海外出張を中断するよう促した。タイエネルギー省は室内の冷房温度を摂氏26〜27度に設定し半袖着用を推奨する節約マニュアルを公表し、これに基づき広報庁はテレビ・ラジオを通じてエネルギー節約キャンペーンを展開する予定だ。

フィリピン政府も9日から警察・消防など必須の対民サービス従事者を除くすべての政府機関に対し週4日制を宣言した。官公庁では燃料と電力の消費量を10〜20%削減する方針が発表され、エレベーター使用の制限と冷房温度24度維持の規定も施行されたとされる。研修や出張をはじめ、オンラインに転換可能なオフライン会議も禁止されている。

アジア各国は代替供給源が乏しい中でエネルギー備蓄量の問題に直面し、民生を優先する政策を相次いで打ち出しているとみられる。パキスタンは勤務日数を減らし休校令を出し、閣僚の給与支給を一時中断するなど10余りの緊縮措置を発表した。インドは非常権限を発動し、産業用液化石油ガス(LPG)を家庭用に転用供給する措置を実施したとされる。

もっとも政府の措置にもかかわらず、現地では燃料の買いだめの兆しも捉えられている。マニラやハノイなど多数の都市ではガソリンを備蓄しようとする人波が列をなし、タイとミャンマーの国境近郊のガソリンスタンドではミャンマー車両への給油を禁じる案内文まで登場したという。

2月中旬に70ドル水準にとどまっていた米国WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は米国とイランの衝突以降、急騰と急落を繰り返している。8日にBarrel当たり100ドルを超えたWTIは、現在は80ドル水準を維持している。ドナルド・トランプ米国大統領が戦争の早期終結の可能性に言及し、不安心理がいくぶん和らいだ影響とみられる。

ただし今回の事態が歴史上前例のない最悪の経済難を誘発しかねないとの懸念も提起されている。サウジアラビア国営石油会社アラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は「このような混乱が長期化すれば世界の石油市場に致命的な結果が生じ得る」とし、「過去にも供給の混乱はあったが、今回の危機は中東の石油・ガス産業が直面した最大の危機だ」と語った。

一方、ホルムズ海峡の封鎖で国際原油価格が乱高下を繰り返す中、国際エネルギー機関(IEA)は史上最大規模の備蓄油放出を提案したとされる。これを受け、韓国を含むIEAの32加盟国は緊急会合を招集し、各国の放出割当量などを調整中とみられる。戦略備蓄油の共同放出はIEAの最高意思決定機関である理事会で11日(現地時間)に最終決定され、全会一致でのみ合意が成立する。

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