米国・イスラエルとイランの間で戦争が続くなか、ホルムズ海峡と中東海域一帯で貨物船が攻撃を受ける事例が相次いだ。攻撃を受けた船舶はタイ・日本などの貨物船だった。
11日(現地時間)、ロイターやAFP通信などの海外メディアによると、この日ホルムズ海峡一帯で船舶4隻が被撃された。
タイ運送会社所属の貨物船「マユリ・ナリ」号はホルムズ海峡を通過中に不明の攻撃を受けた。被撃当時、船舶には乗組員23人が乗っており、このうち20人はオマーン海軍の支援で救助された。残る3人は救助を待っている。
同日、ホルムズ海峡にいた日本海運社所属の貨物船「ワン・マジェスティ」号も不明の発射体に命中され被害を受けた。マーシャル諸島籍の「スター・ギネス」もアラブ首長国連邦(UAE)北西側の海上で攻撃を受け、船体が損傷した。
ロイターは、イラン革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡でタイ国籍の「マユリ・ナリ」号を攻撃した事実を確認したと、イランのタスニム通信を引用して報じた。この日被撃された船舶を含め、戦争勃発以後にホルムズ海峡一帯で攻撃を受けた船舶は少なくとも15隻に増えた。
イランはホルムズ海峡に機雷を設置していると伝えられている。機雷は船舶を破壊する目的で水中に設置する爆弾を指す。米CBSによると、イランの機雷保有量は2000〜6000個と推定され、大部分は自国生産または中国・ロシアからの輸入とされる。
ドナルド・トランプ米国大統領はイランの機雷への打撃を指示し、「ホルムズ海峡を掌握することも考えている」と発言した。トランプ大統領は機雷を設置する船舶を攻撃した後、「機雷敷設用のボートまたは船舶10隻を攻撃し、完全に破壊したと報告する」とも明らかにした。
イランは原油貨物を積んだいかなる貨物船も通過させないと脅した。イランの中央作戦司令部であるカタム・アル=アンビヤはこの日、国営テレビを通じて「米国とイスラエル、その同盟国に所属した、あるいはこれらの国の原油貨物を積んだいかなる船舶も正当な標的と見なす」とし、「原油価格はあなたたちが不安にした域内の安全保障にかかっているのだから、1Barrel当たり200ドルを覚悟せよ」と述べた。