米国国防当局はイランを標的にした軍事作戦「Epic Fury(壮大な怒り)」に関し、核兵器の除去とミサイル脅威の打撃という明確な目標を再確認し、過去のイラク戦争のような「終わりなき戦争」にはならないと断言した。
ピート・ヘグセス米国防長官は2日(現地時間)、国防総省庁舎でのブリーフィングで「今回の作戦は明確で破壊的かつ決定的な任務だ」と述べ、「これはイラクではない。終わりなき戦争ではない」と強調した。ヘグセス長官は今回の作戦の具体的な目的を「イランのミサイル脅威と海軍力を破壊し、核兵器保有を阻止すること」と規定し、米国がこの戦争を先に始めたのではない点を明確にした。
ともにブリーフィングに臨んだダン・ケイン統合参謀本部議長は作戦の難度に言及し、慎重な姿勢を示した。ケイン議長は「今回の戦争は一夜にして終わる作戦ではない」とし、「軍事的目標を達成するには時間がかかり、場合によっては困難で骨の折れる作業になる」と見通した。あわせて作戦過程で米軍の追加被害の可能性に言及し、被害最小化に努めると付け加えた。
とりわけ米軍は今回の作戦過程で中東の友好国から積極的な支援を受けていると明らかにした。ケイン議長は「イランの脅威が高まるなか、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、ヨルダン、サウジアラビアの防空部隊が戦闘に参加し米軍を支援している」と説明した。これは、イランがイスラエルのみならず周辺国の米軍基地やエネルギー施設など主要インフラを攻撃していることから、脅威を感じた中東諸国が米国の防衛体制を後押ししている状況を反映したものとみられる。
一方、米国は先月28日からイランの中核軍事施設と核施設の無力化を目標に、3日目となる高強度の空爆を続けている。この過程でアヤトラ・セイエド・アリ・ハメネイ最高指導者が死亡するなど、イラン首脳部が壊滅的な打撃を受けたとされ、これに反発したイランの報復攻撃により、中東全域は全面戦争の渦中にある。