メキシコ政府が22日(現地時間)、軍事作戦を展開し、世界的に悪名高い麻薬カルテルの首領を射殺した。
AP通信などによると、メキシコ政府は、麻薬カルテル「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」を率いるネメシオ・オセゲラ・セルバンテス(通称エル・メンチョ、El Mencho)がこの日メキシコ治安部隊の攻撃を受けて死亡したと明らかにした。
メキシコ軍はメキシコ西部ハリスコ州タパルパでCJNGと銃撃戦を行い、オセゲラは重傷を負って病院に搬送される途中で死亡した。メキシコ軍は現場で4人を射殺し、メキシコ軍人3人も負傷した。
CJNGはコカイン、メタンフェタミン、フェンタニルなどを米国へ密輸してきたメキシコの巨大麻薬カルテルで、オセゲラは過去10年余りにわたりCJNGを率いてきた。米政府も懸賞金1,500万ドル(約217億ウォン)をかけ、2022年にフェンタニルの製造および流通などの容疑でオセゲラを起訴していた。
今回の作戦は、ドナルド・トランプ政権がクラウディア・シェインバウム・メキシコ大統領に麻薬取締の強化を迫ってきた後に実施された。トランプ大統領は先月、フォックスニュースのインタビューで「われわれは今や(麻薬密売)カルテルに関して地上攻撃を開始する」と語ったことがある。
当初、クラウディア・シェインバウム・メキシコ大統領は、前任者と同様に、カルテル指導部を排除するいわゆる「キングピン戦略」がカルテルの分裂を招き、暴力事態を誘発し得るとして批判してきた。
オセゲラ射殺の知らせに米国は歓迎の意を示した。クリストファー・ランドー米国務副長官は自身のエックス(X、旧ツイッター)に「メキシコ治安部隊が最も残虐で冷酷な麻薬の首領の一人であるエル・メンチョを殺害したという知らせをたった今受けた」とし、「これはメキシコ、米国、ラテンアメリカ、そして世界にとって大きな前進だ」と述べた。