大規模なリモデリングを終え、昨年営業を再開した米国ニューヨークの代表的ホテルであるウォルドーフ・アストリア・ホテルが市場に売りに出る。ホテルの所有主である中国の国有大地保険が損失を甘受してでも売却に踏み切ったことについて、足元の不安定な米中関係が影響したとの分析が出ている。

7月、米ニューヨークの代表的ホテル、ウォルドーフ・アストリアの外観。/ロイター

11日(現地時間)ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、中国の国有大地保険は不動産投資銀行のイーストディル・シキュアードを通じ、早ければ来月からウォルドーフ・アストリア・ホテルの売却手続きに着手する見通しだ。売却対象はホテルのレストラン、商店およびその他のアメニティなどで、建物内のコンド施設は別途で販売される見通しである。

中国政府が突如売却に動いた背景として、ドナルド・トランプ政権の発足以降、両国関係の緊張が高まっている点が挙げられる。WSJは「ウォルドーフ・ホテルの売却は、最近の米不動産市場から着実に撤退している中国の不動産オーナーの動きの一環となる」とし、「こうした売却が米国との政治的緊張が高まる中で続いている」と伝えた。

このホテルは2017年から大規模工事のために8年間閉鎖した後、昨年再開した。データ分析会社コスターによると、ニューヨーク市の昨年の高級宿泊施設の平均日次客室料金は580ドル(約84万円)、客室当たり収益は450ドル(約65万円)を上回った。業況が改善した状況で再開から数カ月で売却に動いた点は異例である。

ウォルドーフ・ホテルは2014年に中国の安邦保険グループがホテルチェーンのヒルトン・グループから19億5000万ドル(約2兆8000億ウォン)で買収し話題となった。当時、単一ホテルの売却額としては最高額だった。しかし2017年に安邦保険の当時の会長であるウ・シャオフイが汚職容疑で当局に拘束され、ウォルドーフ・ホテルをはじめとする安邦保険の資産は大地保険へ移管された。

所有権移管当時、リモデリング工事の契約はすでに進行中だった。中国政府は計画通り工事を続けたが、当初2020年までだった工期は2025年に延長され、費用も想定していた10億ドル(約1兆4000億ウォン)の2倍水準に膨らんだ。1400室を超えていた客室はリモデリングを経て375のホテル客室と372のコンドに再構成された。

マンハッタンのミッドタウンに位置するウォルドーフ・ホテルは、ニューヨークを代表する歴史ある高級ホテルである。大恐慌期の1931年に47階建てとして建てられ、約20年間にわたり世界で最も高層のホテルの地位を維持した。朴正熙・金大中・盧武鉉・朴槿恵(パク・クネ)元大統領らもニューヨーク訪問時にこのホテルに滞在するなど、世界の主要要人が訪れる象徴的な空間として位置付けられてきた。

中国政府はウォルドーフ・アストリアのほか、2016年に安邦保険が買収した米ホテルグループ「ストラテジック・ホテルズ・アンド・リゾーツ」のポートフォリオ売却も進めている。ここにはマンハッタンのセントラルパーク近くのJ.W.マリオット・エセックス・ハウスやワシントンD.C.のフォーシーズンズ・ホテルなどが含まれる。

ウォルドーフ・ホテルは象徴性が高く資産価値も高いため、潜在的な買い手は限定的とみられる。中東およびアジアの政府系ファンドや一部の外国政府が潜在的な買い手として取り沙汰されている。カタールの政府系ファンドはすでにマンハッタンのセントレジス・ホテルやプラザ・ホテルなどを保有しており、米国内の不動産投資に積極的だと知られている。

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