ニューヨーク株式市場の主要3指数が上昇基調で始まった。
10日(現地時間)午前10時52分現在、ニューヨーク証券取引所でダウ・ジョーンズ30種工業平均は前日比205.01ポイント(0.39%)高の5万332.88となっている。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数は前日比12.27ポイント(0.18%)高の6977.09、ナスダック総合指数は前日比31.66ポイント(0.14%)高の2万3270.33を示した。
この日発表された昨年12月の小売売上高は市場予想に届かなかった。米商務省によると、昨年12月の米国小売売上高(季節調整済み)は7349億6700万ドルで、前月と同水準にとどまったと明らかにした。市場予想の0.4%増を下回った。
先に米国の小売売上高は感謝祭商戦が含まれる昨年11月に予想外にも前月比0.6%上昇し、消費堅調への期待を高めた。しかし12月に入り予想外に消費の強さが鈍り、米経済が想定したほど堅調な成長を続けるのは難しいのではないかとの懸念が出ている。
利下げへの期待感は一段と拡大している。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチ・ツールによると、フェデラルファンド金利先物市場は3月の利下げ確率を21.6%と織り込んだ。前日の17.2%から上昇した。
市場は11日に発表される雇用報告書に注目している。アリアンツ・インベストメント・マネジメントのチャーリー・リプリー・ポートフォリオ部門副社長は「実際に小売売上高は期待値を下回った」と述べ、「これは経済が昨年第4四半期を経るなかで、人々が期待したほど強くなかった可能性を示唆する」と語った。
業種別にみると、生活必需品、公益などが堅調で、通信、一般消費財などが軟調となった。
コカ・コーラは第4四半期の決算発表で示した今年のガイダンスが市場予想を下回り、株価が2%近く下落した。TSMCは今年1月に4013億台湾ドルの過去最高の月間売上高を記録したと発表し、株価は3%超上昇した。フェラーリは第4四半期の業績が市場予想を上回り、株価が9%超上昇した。