中国が米ドルのグローバル覇権に挑む通貨戦略を公開した。ドル安と地政学的不確実性の拡大を好機と捉え、人民元の国際的地位を引き上げる構想である。ただし資本統制と金融市場開放の限界により、ドルを代替するには道のりが遠いとの評価が出ている。

米ドルや中国人民元に加え、ユーロ、英ポンドの紙幣が並んで置かれている。/ロイター=聯合ニュース

4日(現地時間)CNNによると、中国は最近、世界の金融秩序で米国の支配力を弱め、自国の国際的影響力を拡大できる環境が整いつつあると判断していることが分かった。ドナルド・トランプ米国大統領の予測不可能な経済政策と関税圧力でドルの価値は4年ぶりの低水準に落ち、地政学的緊張が高まるなか金価格は1オンス当たり5500ドルを上回り史上最高値を更新した。中国はこの流れが自国通貨を代替案として浮上させる機会だと見ている。

中国共産党の理論誌「求是」には最近、習近平国家主席の発言が掲載された。習主席は国際貿易と外国為替取引で広く使われる強力な通貨を構築し、それを下支えする強い中央銀行体制を整えるべきだと強調した。人民元を世界の基軸通貨水準に引き上げる構想が公式に表れた形である。この発言は2024年の非公開会議で出たものだが、中国当局は最近の国際環境の変化と自国の地位強化を背景にこれを公開した。

中国はすでに10年以上にわたり人民元の国際化を推進してきた。外国人投資家の中国の債券・株式市場へのアクセスを拡大し、国境を越える決済手続きを簡素化するなど制度改善を続けてきた。開発途上国との貿易拡大も人民元の使用拡大に寄与した。とりわけ西側の制裁でドル建て決済が難しくなったロシアとの交易で人民元決済の比重が大きく増え、過去最高を記録した。

中国の中央銀行である人民銀行の潘功勝総裁は昨年、人民元が世界最大の貿易金融通貨であり、3番目に大きい決済通貨だと述べ、ドル中心の単極体制ではない多極的通貨秩序への転換を主張した。ブリックス(BRICS・ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国を中心とする新興経済国の連合体)諸国が新たな基軸通貨構想を議論したのも同じ文脈である。これに対しトランプ大統領は、ドル覇権が脅かされる場合は関税を100%賦課すると警告した。

ただし人民元がドルを実質的に代替できるかは不透明である。国際通貨基金(IMF)によると、昨年の世界の外貨準備におけるドル比率は約57%で依然として圧倒的だ。ユーロが約20%を占めた一方、人民元の比率は2%水準にとどまった。中国はドルを完全に代替するという表現は避けつつも、人民元の役割を段階的に拡大する戦略を選んでいる。

専門家は、中国の厳格な資本移動統制が人民元国際化の最大の障害だと指摘する。資金の流出入が自由でない状況では、グローバル投資家や各国中央銀行が人民元を大規模な準備資産として保有するのは難しいということだ。輸出競争力を維持するため人民元の価値を低く管理しようとする政策基調も、基軸通貨拡大と衝突する可能性があるとの評価が出ている。

中国がドル覇権を短期間で揺るがす可能性は低いが、米国の政策不確実性と脱ドルの流れが続く場合、人民元の国際的な活用範囲は段階的に拡大し得るとの見方もある。世界の金融秩序が単一通貨中心から多極化に向かう過程で、中国が一定の地歩を確保しようとする試みだという分析である。

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