米連邦準備制度(Fed・FRB)の次期議長にケビン・ウォッシュ候補が指名され、「ウォッシュのメンター」として知られる億万長者投資家のスタンリー・ドラッケンミラーが再び脚光を浴びている。1日(現地時間)、ブルームバーグ通信が「ドラッケンミラー効果に注目せよ」と報じたのをはじめ、主要海外メディアが相次いでドラッケンミラーを集中的に取り上げている。

億万長者投資家スタンリー・ドラッケンミラー/ロイター=聯合

ボーディン・カレッジを卒業したドラッケンミラーは1977年にピッツバーグ・ナショナル銀行に入行し、金融界に足を踏み入れた。その後、著名投資家のジョージ・ソロスと共に働き、1981年にはヘッジファンド「デュケイン・キャピタル・マネジメント」を設立した。ドラッケンミラーは30年間、一度も損失を出さず、年平均30%に達する収益率を記録して名声を築いた。現在は自身の投資会社であるデュケイン・ファミリー・オフィスを運営している。

ウォッシュとの縁は2011年、ウォッシュがFRB理事職を辞任した後にドラッケンミラーの会社にパートナーとして合流したことから始まった。2人は10年以上にわたり共に仕事をし、近しい関係を維持してきた。英フィナンシャル・タイムズ(FT)は両者の関係について「単なる職場内の尊敬をはるかに超える水準で、人々はこれを親と孝行な子の関係に例える」と評価した。ドラッケンミラーはウォッシュが次期FRB議長に指名される過程で、ウォール街の支持を取り付けるうえでも重要な役割を果たしたと伝えられている。

ドラッケンミラーは1990年代初頭、ソロスのクォンタム・ファンドを運用しながら、スコット・ベッサント現米財務長官を雇用して共に働いた経歴もある。2人は1992年に英ポンドの空売りを通じてイングランド銀行に圧力をかけ、ソロスの会社に莫大な利益をもたらした中心人物とされる。ドラッケンミラーはウォッシュはもちろん、ベッサントとも現在まで頻繁に連絡を取り合っているとされる。米国の財政・経済責任者がいずれも「ドラッケンミラー一門」というわけだ。

ドラッケンミラーは先にFTのインタビューでウォッシュについて「常に強硬派とだけ見るのは正しくない」とし、「ウォッシュが両方の立場を取り得るのを見てきた」と語った。実際、ウォッシュは2006〜2011年にFRB理事を務めた当時はタカ派的性向で知られたが、2011年にドラッケンミラーの会社に合流した後は利下げに賛成する立場へ転じた。ドラッケンミラーが投資で柔軟性を強調してきたことから、ウォッシュも金融政策で柔軟な姿勢を取ると見込まれる。

保守的な立場のドラッケンミラーは、連邦政府の財政赤字について一貫して批判的な見解を示してきた。1970年代のオイルショックによる「スタグフレーション」への対応として政策金利を20%まで引き上げたポール・ボルカー元FRB議長を尊敬しているとされる。このため、ウォール街はウォッシュ指名者がトランプ大統領の利下げ圧力にもかかわらず中央銀行の独立性を守ると確信していると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は伝えた。

一部では、ドラッケンミラーの影響力は予想ほど大きくない可能性があるとの見方も出ている。FRB関係者は金融市場の動向を把握するために投資家や銀行家らと定期的に意思疎通するが、今後の政策方針が外部に漏れないよう格別の注意を払っているためだ。WSJはドラッケンミラーの側近を引用し「ベッサントが財務長官に就任して以降、不適切に見える状況を避けるため、ドラッケンミラーは連絡に極めて慎重を期してきた」と報じた。

さらに、ドラッケンミラーは共和党支持者でありながら、ドナルド・トランプ米大統領には批判的だ。FTは「ドラッケンミラーが現時点では利上げを好む可能性が高いと推測され、これはトランプ大統領をやや不快にさせ得る」とし、「ウォッシュがFRB議長になれば、ドラッケンミラーの助言にどの程度依存するかは誰にも確信できない」と述べた。

一方、ドラッケンミラーはウォッシュと同様にクーパンとも縁が深い。ドラッケンミラーは2021年からクーパンの米国持株会社であるクーパン・インクの株式を最大1000万株以上売買するなど、クーパンの初期投資家としても知られる。現在はデュケイン・ファミリー・オフィスを通じ、前年末時点でクーパン・インク株463万株(持ち株比率0.3%)を保有している。

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