米国が世界保健機関(WHO)脱退を公式化し、新型コロナウイルスをめぐる責任攻防が再燃する様相だ。米国政府が中国の初期対応を問題視すると、中国は「パンデミックを政治化するな」と強く反発した。
郭嘉昆中国外務省報道官は26日の定例ブリーフィングで、米国のWHO脱退に関する質問に「新型コロナ発生以後、中国は人民と生命を最優先に掲げ、各国と協力して危機に対応してきた」とし、「中国の防疫努力のタイムラインと文脈は明確で、関連する事実とデータは国際社会の幅広い認定を受けてきた」と主張した。
先に米国務省と保健福祉省は23日(現地時間)の共同声明でWHOの公式脱退を告知し、中国が初期感染例の遺伝子配列情報をWHOに提供しないなど核心情報を隠蔽したと主張した。
これに対し郭報道官は「このような事実は傷つけるための描写にはなり得ない」と述べ、「パンデミックを政治化し政治的目的のために利用すること、そして中国に責任を転嫁することに断固反対する」と語った。続けて「このような行為は人心を得られないだけでなく、結局は失敗に終わる」と付け加えた。
郭報道官は米国のWHO脱退そのものを問題視し、国際協調の必要性も強調した。郭は「WHOはグローバル公衆衛生分野の権威ある専門国際機関だ」とし、「米国の脱退についてWHOが遺憾を表明した点に注目している」と述べた。続けて「多国間主義は今日の国際秩序の礎であり、国際社会の共同の意思を反映する潮流だ」と主張した。
さらに「中国は一貫してWHOが役割と責任を忠実に果たすことを支持してきた」とし、「今後も国際公衆衛生協力を深化させ、グローバル保健ガバナンスを強化し『人類衛生運命共同体』の構築を推進する」と明らかにした。