英国政府が16歳未満の児童・青少年のソーシャルメディア(SNS)利用を根本から遮断する方策を推進する。学校内のスマートフォン使用禁止措置も強化する。オーストラリアが世界で初めて実施した「SNSクリーンゾーン」モデルを英国にも導入する趣旨である。児童のメンタルヘルスを脅かす中毒性アルゴリズムを規制し、教室からデジタル機器を完全に排除することが核心だ。
19日(現地時間)フィナンシャル・タイムズ(FT)など現地メディアによると、英国政府は児童のSNSアクセスを阻み中毒性設計を規制する内容を盛り込んだ協議手続きを開始した。キア・スターマー首相はこれまで全面禁止に慎重な姿勢を示してきたが、保護者の懸念が高まる中で最近は国家が介入すべきだという方向に舵を切った。
現在、英国上院には児童福祉および学校法案の修正案が提出されている。この法案は労働党のルシアナ・バーガー男爵夫人、自由民主党のフロエラ・ベンジャミン男爵夫人など超党派の支持を得ており、無難に可決される見通しだと英国メディアは伝えた。
規制案の核心は二つだ。年齢制限と中毒防止である。英国政府はまずTikTokやインスタグラムのようなプラットフォームが提供する「無限スクロール」や「連続接続報酬」といった機能を見直す。子どもを画面の前に縛り付ける装置を取り除く意図だ。リーズ・ケンドル科学・イノベーション・技術相は「昨年導入したオンライン安全法だけでは不十分だという保護者の懸念を反映し、追加措置に乗り出した」と説明した。
学校の校内でもスマートフォンは姿を消す見通しだ。英国教育省は休み時間や昼休みを含め、校内での電子機器使用を全面禁止することにした。ブリジット・フィリップソン教育相は「学校に携帯電話の居場所はない。言い訳は要らない(No ifs, no buts)」と強硬な立場を示した。教育監視機関オフステッドは、この規則が実際の学校現場で守られているかを直接取り締まる方針だ。
英国政府関係者は近くオーストラリアを訪れ、関連法案をベンチマークすることにした。オーストラリアは昨年12月に16歳未満SNS禁止法を導入した。現在オーストラリアではX(旧ツイッター)やTikTokのようなアプリにアクセスするには強力な年齢認証システムを通過しなければならない。英国もオーストラリアの事例を参考に、具体的な年齢制限の線引きと遮断技術を確定する計画だ。