2025年のノーベル平和賞受賞者であるベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャドが15日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領と会い、自身のノーベル平和賞メダルの「真品」を手渡したと米CBS放送が報じた。
報道によると、マチャドのメダルの手渡しはこの日、ホワイトハウスでのトランプ大統領との非公開面談の場で行われた。手渡されたメダルは複製品ではなく真品だった。
報道によれば、マチャドはトランプ大統領にメダルを渡し、歴史的な意味合いを付与した。マチャドは、約200年前に米独立戦争の英雄ラファイエット将軍が、ベネズエラなどのスペインからの独立を導いたシモン・ボリバルに、初代米大統領ジョージ・ワシントンの顔が刻まれたメダルを贈った逸話に言及した。
マチャドは「ボリバルは生涯そのメダルを所持していた」とし、「これは米国国民とベネズエラ国民の間の兄弟愛を象徴するものだ」と説明した。
続けて「200年の歳月を経て、ボリバルの後裔がワシントン前大統領の後継者にノーベル平和賞のメダルを返すということだ」とし、「これはベネズエラの自由に対するトランプ大統領の独歩的な貢献を認めるものだ」と述べた。
先にマチャドは5日、フォックスニュースのインタビューでトランプ大統領の軍事作戦を「民主的移行に向けた大きな一歩」だと評価し、ノーベル平和賞を分かち合いたいとして真品メダルを手渡す意向を示していた。
ノーベル委員会は10日、ノーベル平和賞をトランプ大統領と共有したいというマチャドの意見について、声明で「ノーベル賞の受賞が公表されれば、賞を取り消したり、共有したり、他者に譲渡することはできない」として不許可の立場を示していた。
ノーベル平和センターもこの日、エックス(X・旧ツイッター)を通じて「メダルは所有者が変わり得るが、ノーベル平和賞受賞者というタイトルは変わらない」と明らかにした。
一方、トランプ大統領は次期ベネズエラ大統領としてマチャドを支持することには留保的な姿勢を示している。
キャロライン・レビット米大統領報道官はこの日のブリーフィングで「トランプ大統領は、マチャドがベネズエラ国内で十分な支持と尊敬を得ておらず、国政運営が困難になるという従来の見解を変えていない」と述べた。