ニューヨーク市場の主要3株価指数は今年最後の取引日に下落して始まった。高値警戒感が下落要因だとの分析が出ている。
31日(現地時間)午前10時33分現在、ニューヨーク証券取引所でダウ工業株30種平均は前日比127.79ポイント(0.26%)安の48,239.27となった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数は前日比14.94ポイント(0.22%)安の6,881.30、ナスダック総合指数は前日比47.58ポイント(0.20%)安の23,371.49を示した。
ニューヨーク株式市場は1月1日の元日は祝日で休場の予定であり、きょうは通常時間で引ける。
前日に続きこの日も高値警戒感が続き、相場は軟調となっている。
クリスマス休暇直後から新年最初の2取引日にかけて株価が上がる傾向を意味するサンタラリーは、ニューヨーク市場が3営業日連続で下落しており、見られにくい状況だ。
しかし今年全体で見ると、3指数はいずれも2桁の上昇率を記録した。とりわけS&P500指数とダウ指数は8カ月連続の上昇で引ける見通しだ。
この日に発表された米国の週間新規失業保険申請件数は予想を下回り減少した。
米労働省によると、27日までの1週間の週間新規失業保険申請件数は季節調整済みで19万9,000件だった。市場予想は22万件だった。前週比でも1万6,000件減少した。
ウィルミントン・トラストのメーガン・シュー投資戦略・ポートフォリオ責任者は「来年を見据えると、やや高いボラティリティを予想している」と述べ、「これは次の上昇局面に向けた準備過程として健全な調整だと考える」と語った。
この日は全業種が一斉に下落した。
ナイキはエリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)が100万ドル相当のナイキ株式を買い付けたとの報で株価が2%超上昇した。
バンダ・ファーマシューティカルは、酔い止め薬が食品医薬品局(FDA)の承認を受けたとの報で30%超急騰した。
ハイアット・ホテルは10月にジャマイカを襲ったハリケーン「メリッサ」を反映して2025年の業績見通しを修正し、株価が1%超下落した。
欧州株式市場も下落した。
英国FTSE100指数とフランスCAC40指数はそれぞれ0.09%、0.23%下落した。
国際原油価格は堅調となった。
同時刻、期近である2026年2月渡しのウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)価格は前日比0.33%高の1バレル=58.14ドルとなっている。