ドナルド・トランプ米国大統領が2025年5月の任期満了を控えるジェローム・パウエル連邦準備制度(Fed・FRB)議長を強く非難し、解任の可能性と訴訟提起方針に再び言及した。

ドナルド・トランプ米大統領。/AFP=聯合ニュース

トランプ大統領は29日(現地時間)、フロリダ州マー・ア・ラゴのリゾートでベンヤミン・ネタニヤフイスラエル首相と会談を終えた後の共同記者会見で、FRB本部の建物改修費が過大に見積もられていると主張した。トランプ大統領はパウエル議長を指して「ただ無能だ」とし、「われわれはおそらく彼に対して訴訟を提起するだろう」と述べた。

トランプ大統領は続けて「彼を解任したい」とし「自分は依然としてそうすることができる」と明らかにした。これはパウエル議長が率いるFRBが昨年9月以前まで政策金利の引き下げに踏み切らなかったことへの不満をあらためて示した発言と受け取れる。

トランプ大統領は先の8月にもFRB本部の建物改修費が過大だと主張し、パウエル議長に対する訴訟提起の可能性に言及した経緯がある。今回の発言は当時の問題提起を再び持ち出したものだ。

とりわけトランプ大統領が次期FRB議長候補を間もなく発表する予定のなかで、パウエル議長に対する訴訟と解任の可能性に再度言及した点を踏まえると、任期満了となる2025年5月以前にパウエル議長を退かせ、自身の利下げ期待に沿う後任を早期に登場させようとする思惑ではないかとの観測も出ている。

トランプ大統領は先の7月にも、FRB本部の建物改修費の見積もり過程で議長の権限乱用などが明らかになれば「正当な解任事由」になり得るとの認識を示していた。

トランプ大統領はこの日、次期FRB議長候補を翌月に発表すると明らかにした。次期議長候補としては、トランプ大統領の側近経済ブレーンであるケビン・ハセット米国家経済会議(NEC)委員長、ケビン・ウォーシュ元FRB理事、クリストファー・ウォーラーFRB理事らの名前が挙がっている。

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