中国海警が台湾が管轄する最前線の島・ジンメンダオ(金門島)近海での巡察実施を相次いで公表し、両岸(中国と台湾)の緊張が極に達している。

10月28日に撮影された台湾・金門島の海岸での台湾海洋巡防署(海上保安庁に相当)艦艇/AFP=聯合

26日、中国海警のソーシャルメディア公式アカウントによると、ジョ・アンチン中国海警東海分局報道官は前日、福建省の海警が最近ジンメンダオ近海で法に基づく執行巡察を実施したと明らかにした。ジョ報道官は、巡察過程で編隊航行、船舶の識別・確認、警告放送などの措置を取り、重点管理海域の管理を強化したと述べた。

直近1カ月の間に中国海警がジンメンダオ巡察の事実を公表したのは今回が3回目である。中国海警は2024年2月、ジンメンダオ近海で台湾海岸警備庁の検問を避けて逃走していた自国漁船が転覆した事件を契機に当該海域での巡察を強化してきたが、19日にもジンメンダオ近海を巡察したと明らかにした。

こうした動きについて、中国が高市早苗日本首相の「台湾有事関与」発言で対立している日本だけでなく、台湾に対しても警告的な措置を打ち出したとの見方が出ている。

ジョ報道官はこの日の発表で「台湾当局と一部メディアが悪意をもってこの事案を誇張し歪曲して民衆をミスリードしようとしている」とし、「海警はジンメンダオ近海で常時、法執行巡察を実施し、両岸の漁民の合法的かつ正当な権益と生命・財産の安全を断固として守る」と述べた。

台湾は強く反発している。台湾海洋巡防署(海警)は25日午後3時ごろ、中国海警船3隻がジンメンダオ近海に進入したため、巡視船3隻を投入して監視し、台湾海域への進入を阻止したと明らかにした。中国海警船は約1時間後に現場から撤収した。

台湾海巡署は「海上の状況が極めて悪化した状況下で編隊を組んで侵入を強行した中国海警の行為は非専門的で非理性的な行動だ」とし、「航行の安全を無視し、当該海域を通過する船舶に大きな危険をもたらす行為だ」と述べた。

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