モントリオールでサンタ装束の40人超が食料盗み「ロビン・デ・ルエル」名乗る

カナダでサンタクロースとエルフの衣装を着た40人余りが物価上昇に抗議するとして食料品店で数百万ウォン相当の品物を盗み逃走する事件が発生した。

18日（現地時間）カナダのCTVニュースなどによると、モントリオール警察は「ロビン・デ・ルエル」という団体が最近モントリオールのあるスーパーマーケットで3000ドル（約410万ウォン）相当の食料品を集団で盗み逃走したと明らかにした。

彼らは伝説上の義賊「ロビン・フッド」を自任し、大手食料品チェーンが高インフレの状況下でも過度な利益を上げていると非難した。団体は盗んだ物品の一部を23日午後に特定の広場のクリスマスツリーの下に置くか、フードバンクを通じて配布する計画である。

被害を受けた食料品チェーン「メトロ」側は、物価上昇はサプライチェーンの混乱や原材料価格など複合的な要因によるものだとして反発した。会社の広報担当者は小売犯罪も物価上昇の要因の一つだと指摘し、すでに巨額の食品寄付を実行している状況で犯罪を正当化しないよう批判した。

現地警察は店内のCCTV映像とソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）に上がった犯行映像をもとに捜査員を投入して追跡中である。事件当時は大胆にもサンタの衣装を着て集団で行動したが、現在までに逮捕者はいないとされる。