ニューヨーク株式市場はクリスマス連休を前に上昇基調を示した。予想を上回る成長率指標が経済の基礎体力(ファンダメンタルズ)への信頼を高めるなか、人工知能(AI)関連銘柄が上昇相場を主導し、指数全体を押し上げた。

23日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で大型株中心のS&P 500指数は前営業日比0.4%高の6906.22で取引を終えた。同指数が終値ベースで6900台を上回ったのは史上初である。ハイテク株中心のナスダック総合指数も0.5%上昇し2万0974.17(予想値反映)で引け、最高値更新行進に加わった。一方、優良株中心のダウ工業株30種平均は小幅安となり、まちまちの展開となった。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)。/聯合ニュース

株式市場の投資家はこの日発表された米国の7-9月期国内総生産(GDP)改定値に注目した。米商務省によると、7-9月期の経済成長率は年率4.3%を記録し、市場予想(3.2%)を大きく上回った。直近2年で最も速い成長ペースである。政府機関閉鎖(シャットダウン)の余波で公表が遅れていた今回の指標は、米経済がなお堅調な成長を維持していることを示した。

しかし利下げを待つ投資家には逆風となった。経済があまりに強固なため、米連邦準備制度理事会(FRB・連邦準備制度)があえて急いで利下げする根拠が薄れたためだ。実際に市場は来年初の利下げの可能性を低く見ている。フェデラルファンド金利先物市場は来年末までにわずか2回の利下げのみを織り込んでいる。

イートロのアナリストであるブレット・ケンウェルは「米国経済は引き続き高空飛行を続けているが、一般市民が感じる消費者信頼感指数は低下しており、実体経済の体感温度は異なる」と述べ、「消費者が年末ショッピングシーズンまで回復力を維持できるかが今後のGDPの行方を左右する」と診断した。

ドナルド・トランプ大統領の発言も市場の不確実性を高める要因だ。トランプ大統領はこの日、ソーシャルメディアに「市場がうまく回っている時に金利を下げるべきだ」と投稿し、次期FRB議長は自身の金融政策方針に同意する人物であるべきだと露骨に圧力をかけた。これはジェローム・パウエル現議長の任期満了を前に、FRBの独立性をめぐる論争を再燃させる内容である。

銘柄別に見ると、上昇が一部大型株に偏る「二極化」現象が鮮明だった。時価総額加重方式のS&P500指数は史上最高値を更新したが、全銘柄を同一比率で構成するS&P500同率加重指数はむしろ下落した。中小型株中心のラッセル2000指数も0.6%下げ、軟調となった。エヌビディアの株価は2%超上昇し、市場全体の投資心理を刺激した.

モルガン・スタンレーのダニエル・スケリー、ウェルス・マネジメント戦略家は「今後いくつかの関門はあるものの、AI投資と高所得層の消費支出という二つの柱が2026年まで米国経済を牽引するとみる」と述べ、「市場は最終的に企業の利益成長に沿って右肩上がりの曲線を描く」と楽観した。

安全資産である金と銀の価格もこの日、史上最高値を更新した。金先物は1オンス当たり4530.80ドルまで急騰し、銀も初めて1オンス当たり70ドル台を突破した。国際原油価格(WTI)は1バレル当たり57.84ドル近辺で取引され、ビットコインは8万7700ドル台へ押し戻された。

ニューヨーク株式市場はクリスマス・イブの24日、午後1時に早期閉場する。25日のクリスマス当日は休場する。

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