米司法省が、億万長者の性犯罪者ジェフリー・エプスタインに関連する捜査ファイルから削除していたドナルド・トランプ大統領の写真を、1日で復元した。21日、司法省はソーシャルメディアのXに当該写真を再投稿し「被害者保護のための一時的な検討措置だった」と釈明した。今回の決定は、政治的隠蔽疑惑を提起した議会と世論の批判が高まった直後に出た。

前日、司法省は、ニューヨーク南部連邦検事局が被害者の露出可能性を懸念し、トランプ大統領の姿が含まれた写真を検討対象に分類したと明らかにした。しかし、検討の結果、写真にエプスタイン事件の被害者が含まれているという証拠は見つからず、修正なしで再掲したとこの日説明した。物議を醸した1枚の写真を見ると、エプスタインの什器の上に置かれたトランプ大統領とメラニア夫人、共犯のギレーヌ・マクスウェルらが一緒に撮影された様子が収められている。

米司法省が2025年12月19日に公開したジェフリー・エプスタインのマンハッタン自宅の引き出しや額装写真の様子。/聯合ニュース

今回の写真削除をめぐり、米政界は与野党問わず批判した。エプスタインファイル透明性法を共同提出した共和党のトーマス・マッシー下院議員はCBSに「行政府が神聖な法律を無視している」と語った。民主党所属のハキーム・ジェフリーズ下院院内総務はABCのインタビューで「今回の文書公開は不適切で、法律が求める水準に達していない」と述べた。

一方、司法省のナンバー2であるトッド・ブランシュ次官はNBCに出演し、政治的介入疑惑を正面から否定した。ブランシュ次官は「大統領のために写真を下ろしたという主張はばかげている」とし、「被害者の権利団体から要請があれば、調査のうえ必要時に写真を外すのは当然の手続きだ」と答えた。ブランシュ次官は、トランプ大統領に関する情報は隠さずすべて公開すると付け加えた。

司法省の管理不備を指摘する声も出た。被害者側の弁護士グロリア・オールレッドはCNNに「被害者の声明が露出されるなど関係者保護に失敗した」とし、「一部の写真には衣服を着ていない女性の姿が含まれていた」と指摘した。

現在、司法省は約100万ページに及ぶ捜査記録を検討中である。ジェフリー・エプスタインは未成年者性搾取の容疑で起訴され、2019年に収監中に自ら命を絶った。米議会は先月、司法省が保有するエプスタイン関連のすべての資料を公開するよう求める法案を可決した。司法省は今後数週間、順次残余文書を公開する方針だ。

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