米国司法省が性犯罪者で故人のジェフリー・エプスタインに関する政府の捜査資料を公開したが、重要な資料が欠落しているとの批判が出て論争になっている。一部では少なくとも16件のファイルが掲載から1日も経たないうちに消えたとの指摘がある。

19日(現地時間)に米司法省が公開したエプスタイン関連文書。故ジェフリー・エプスタインと長年の交際相手ギレイン・マックスウェル(左から)。/聯合ニュース

19日(現地時間)、米司法省はエプスタインに関する捜査資料を1万3000件以上公開した。司法省は7月に資料の非公開を決定していたが、先月に議会で与野党合意により法案が可決され、資料を義務的に公開することになった。

資料の大半は2005年にフロリダ州パームビーチ警察が開始した最初の捜査から出たもので構成されており、2008年の有罪認定の合意で終結したフロリダ連邦検察の後続捜査資料と、2019年のマンハッタン検察の最終捜査資料も含まれた。

通話記録、旅行日誌、女性被害者のインタビューが含まれるとみられる事件ファイルなど多くの文書は相当部分が検閲されている。とりわけ「ニューヨーク大陪審」というタイトルの119ページに及ぶファイルは全面が黒塗りのままで公開された。

また相当数の写真はビル・クリントン元大統領に関連するものと判明した。例えば、顔が隠れた女性と肩を組んでいる写真や、一緒に浴槽に横たわっている写真などが公開された。これを受け、ドナルド・トランプ大統領に関する内容が意図的に削除されたのではないかとの指摘が出ると、トッド・ブランチ司法省副長官は「何かを隠す意図はない」と一蹴した。

19日に公開されたエプスタイン文書にある、ビル・クリントン元大統領が顔を隠した女性と肩を組む様子。/聯合ニュース

さらに一部のファイルは19日には閲覧可能だったが、20日にはアクセス対象から消えたことが判明した。この中にはトランプ大統領とメラニア夫人、エプスタインと長年の恋人だったギレイン・マクスウェルが一緒に写った写真も含まれている。

これに対し、クリントン側の広報担当エインジェル・ウレーニャは声明で「この件はクリントンに関する問題ではない」とし、「MAGA(トランプ大統領の強硬支持層)をはじめ、すべての人が求めているのは生贄ではなく答えだ」と言い放った。

民主党もまた、司法省が公開した文書は全証拠のごく一部にすぎず、政府は直ちにすべてのファイルを公開すべきだとの立場だ。民主党の上院院内総務チャック・シューマーは「今回の件は、司法省、トランプ、そして法務長官のパム・ボンディが真実の隠蔽に躍起になっていることを示している」と述べた。

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