ウィトコフ特使とゼレンスキーが和平で大筋合意へ15日再開

14日（現地時間）、ドイツ・ベルリンでウクライナ側と終戦会談を行った米国代表団が「多くの進展があった」と明らかにした。

ドナルド・トランプ米国大統領の特使であるスティーブ・ウィトコフはソーシャルメディア（SNS）エックス（X、旧ツイッター）を通じ、今回の会談がボロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領と行われたと明らかにした。この日の会談にはウィトコフ特使のほか、トランプ大統領の長女婿であるジャレッド・クシュナーが米国側代表として出席した。

ウィトコフ特使は、この会談が5時間以上続いたとし「代表団は20項目の和平計画、経済アジェンダ、そしてさらに多くの事柄に関して深い議論を行った」と伝えた。続けて「多くの進展があった。あす（15日）午前に再び会う予定だ」と明らかにした。

トランプ大統領は年内にウクライナ戦争を終わらせるべく努力しているが、交渉は緩慢に進行している。当初、米国が用意した28項目の和平構想に対し、ウクライナが20項目に減らした修正案を逆提案し、今回の会談が行われた。

当初の米国側の和平構想がロシアに有利な方向に傾いていたとの評価が多かっただけに、15日まで続く米国とウクライナの会談で戦争終結に向けた実質的な合意が成立するか注目される。