香港民主党が創党から30余年で解散することを正式に決定した。

14日、香港民主党の解散投票後、ロ・キンヘイ民主党代表らが記者会見に臨む。/ ロイター=聯合

15日ロイター通信などによると、前日午後に開かれた民主党の臨時総会で党解散の同意案が可決された。ロ・キンヘイ民主党代表は、投票に参加した党員121人のうち117人が解散に賛成票を投じ、4人が棄権したと明らかにした。反対票はなかった。

これにより香港最大野党だった民主党は30余年の歴史の中に消えることになった。民主党は2月に指導部が党解散方針を定めて解体手続きに入り、4月に解散決議案を用意し、この日の総会で採決に付した。

民主党は1994年に創党した。1997年に香港が中国へ返還された翌年の1998年の立法会選挙では60議席中13議席を占め、香港を代表する民主勢力として地位を固めた。同党は穏健な自由主義志向の政党と評価されてきた。

ロ代表は総会後の記者会見で「変化する時代に合わせ、われわれは1章を締めくくらざるを得なくなった」と述べ、「力の及ぶ範囲であらゆることを試みてきたが、前に進み続けるには全般的な政治的環境が容易ではない」と語った。

創党メンバーのヨン・ソム副代表は「(民主党の)解散は、香港が開放的で自由な社会から権威主義的な社会へ退歩したことを意味する」としつつ、「今は底だが、すべての希望を失ったわけではない」と付け加えた。

民主党は具体的な解散理由を明らかにしていないが、中国当局の圧力があったことを示唆してきた。党指導部は先に海外メディアのインタビューなどで、中国当局者などから党を解散しない場合は『結果を甘受しなければならない』との警告を受けたと述べた。

民主党解散の知らせに海外メディアは、香港で数十年にわたり続いてきた民主化勢力が事実上崩壊したと評価した。ロイター通信は、民主党の解散が「ここ数年続いた治安取り締まりにも残っていた香港の自由主義的な声に対する中国の圧迫が達成した成果だ」と伝えた。

香港では2019年の大規模な反政府デモ、2020年の香港国家安全維持法の施行、2021年の『愛国者のみ立候補可能』という条件を設けた選挙制度改編を経て、野党勢力が急速に萎縮した。昨年3月に市民党が正式に解体し、今年6月には社会民主党連盟(LSD)も解散した。

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