リヤドのコリアビレッジで韓服体験衣装が伝統逸脱

奇怪なデザインの韓服がサウジアラビアの韓国伝統文化体験空間に登場した。

ソ・ギョンドク誠信女子大教授らによると、サウジアラビアの首都リヤドの「コリアビレッジ」において、韓服とかけ離れた衣装が韓服体験用の衣装として活用されていることが把握された。

コリアビレッジは、リヤド現地で最大のグローバル祭典である「リヤドシーズン」に合わせ、韓国企業が企画した会場で、韓国の現代・伝統文化を網羅する複合文化型の展示・体験空間で構成されている。

ただし韓服体験用の衣装は伝統韓服とかけ離れていることが把握された。大半の衣装がコリョムが見えないチョゴリ、ゆったりした袖であり、「伝統韓服のデザインとは距離がある」という見方が出ている。

韓服とうたった奇怪な衣装には太極旗の文様まで付いていることが把握された。太極旗の文様だけを強調し「韓国的要素」を誇張して演出したとの指摘が出ている。

ソ教授は「中東地域に韓国文化を知らせるという良い趣旨で始まった事案だが、韓国の伝統衣装である韓服についてもう少し助言を受けて進めるべきだった」と指摘した。