サンパウロ図書館で武装強盗がマティス等版画盗む

ブラジルのサンパウロにある図書館で、アンリ・マティスの版画8点が盗難に遭ったことが判明した。

7日（現地時間）にAFP通信が伝えたところによると、この日武装した男2人が図書館に侵入し、マティスの作品を盗んで逃走した。ブラジルを代表する画家カンジンド・ポルチナリの作品5点もなくなっていることが確認された。

事件が起きたのは、ブラジル・サンパウロ市に所在する最大規模の公共図書館マリオ・ジ・アンドラージ（Mário de Andrade）で、この図書館はサンパウロ現代美術館と協力して現代美術展を開催中だった。展示はこの日に終了する予定だったとされる。

サンパウロ警察は図書館の閉回路（CC）TV映像をもとに容疑者を追跡中で、市当局は盗難に遭った作品の価値がいくらかは公表していない。

今回の事件は、先にフランス・パリのルーヴル美術館で宝石盗難事件が発生してから約2カ月で起きた。10月、ルーヴル美術館には4人組の賊が侵入し、約1500億ウォン相当の宝石8点が盗まれた経緯がある。