ネットフリックスがワーナーブラザースを720億ドルで買収へ

ネットフリックスが720億ドル（約106兆ウォン）でワーナーブラザース・ディスカバリーを買収する。

5日（現地時間）ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）などによると、ネットフリックスはワーナーブラザース買収の優先交渉対象者に選定された。取引される持分価値は720億ドル、企業価値ベースでは827億ドルに達する。取引完了時期は2026年7〜9月期だ。

2022年にワーナーメディアとディスカバリーの合併で誕生したワーナーブラザースは、映画・TVスタジオとストリーミングサービス「HBOマックス」、CNNをはじめとするTNT、ディスカバリーなどのケーブルチャンネルを保有している。ネットフリックスは今回の買収で「ゲーム・オブ・スローンズ」「DCコミックス」「ハリー・ポッター」などの代表的知的財産権を保有することになった。

ワーナーブラザースは売却が完了する前にケーブル放送部門に対する企業分割作業を終える予定だとWSJは伝えた。ワーナーブラザースは来年までにストリーミング・スタジオ事業部門とケーブル放送部門を個別企業に分割する計画を6月に発表した経緯がある。

ワーナーブラザースとネットフリックスの今回の買収・合併が完了すれば、世界最大のストリーミングサービス（ネットフリックス）と長い歴史を誇るハリウッドの代表的スタジオ（ワーナーブラザース）が結合し、エンターテインメント産業に地殻変動を引き起こすとの見方が出ている。