フィリピンがHQカンパニーに初の太陽光開発認証付与

フィリピン政府が韓国企業のHQカンパニー（代表チョ・ヨンス）に公式の太陽光エネルギー開発認証書を発給した。HQカンパニーによると、韓国企業がフィリピン政府から太陽光発電の開発権限を受けたのは今回が初めてだ。

認証書はフィリピンエネルギー省が発行し、HQカンパニーはサンボアンガ経済自由区域内の約28.26ヘクタール規模の用地で太陽光発電所を単独で開発・運営できる権限を確保した。

チョ代表は今回の認証発給について「韓国の太陽光技術と電力部品がフィリピンの再生エネルギー市場に進出する基盤が整った」との意味を付与した。チョ代表はフィリピンのリサール騎士団で騎士の称号を受けた人物として知られている。

フィリピン政府は2008年に制定された再生エネルギー法を基に再生エネルギー産業を戦略部門として育成してきており、2024年に改正された施行規則を通じて民間事業者に開発独占権を付与できる制度を整えた。

HQカンパニーは認証書により、許認可手続き、技術検討、フィージビリティースタディー、施工準備などをエネルギー省の承認のもと単独で遂行できるようになった。チョ代表は「今回の承認により、太陽光モジュール、インバーター、電線、エネルギー貯蔵装置など韓国の電力部品のフィリピン市場進出拡大も期待される」と述べた。