台湾介入を示唆する発言で日中対立の中心に立つ高市早苗日本総理がソーシャルメディア(SNS)に投稿した服装の悩みの書き込みが物議を醸している。
高市総理は21日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため南アフリカへ向かう途上で、SNSのエックス(X、旧ツイッター)に「出国前日に服を選ぶのに悩んだ」という内容の投稿を行った。
高市総理は14日の参議院予算委員会で、「可能な限り日本最高の生地で最高の職人が仕立てた服を着て世界各国の首脳との会談に臨んでほしい。安物の服では軽んじられる可能性がある」という参政党所属の安藤裕志議員の助言が思い浮かんだと記した。
続けて「安藤議員の指摘には一理あると思い、『安物に見えない服』『軽んじられない服』を選ぶのに数時間を費やした」とし、「結局は着慣れたジャケットとワンピースで荷造りをしたが、外交交渉でマウントを取ることができる服を無理してでも買わなければならないかもしれない」と締めくくった。
問題視されているのは「マウントを取ることができる」という表現である。マウントは英語の「マウンティング」(mounting、動物が別の動物などの上に乗る行動)に由来する外来語で、日本では「マウントを取る」とは通常、相手より自分が優位にあることを示そうとすることを意味する。
野党の立憲民主党、米山隆一議員は自身のエックスへの投稿で、「考えは自由だが、それを公然と明かせば相手に『今マウントを取ろうとしているのだな』と思わせる」とし、「その前に一体何を着ればマウントを取れるのかとも思う」と批判した。
別の野党である共産党の小池晃議員もまた、「現職の総理が『外交交渉でマウントを取る』という類いの書き込みを国際会議に向かう飛行機の中で…あまりにも軽率で無分別ではないか」という投稿をエックスに行った。