ニューヨーク株式市場で主要3指数が一斉に下落した。エヌビディアの7～9月期決算発表を前に人工知能（AI）関連株への警戒感が広がったうえ、米連邦準備制度（FRB・Fed）の12月の政策金利引き下げ観測が後退した影響とみられる。
17日（現地時間）ニューヨーク証券取引所でダウ工業株30種平均は前日比557.24ドル（1.18%）安の4万6590.24で取引を終えた。スタンダード・アンド・プアーズ（S&P）500種指数は61.70ポイント（0.92%）安の6672.41、ハイテク株比率の高いナスダック総合は192.51ポイント（0.84%）安の2万2708.07でそれぞれ引けた。ダウ平均とS&P500は3営業日連続で下落した。
足元ではAI関連のハイテク株に対する懸念が強まっている。「ビッグショート」で知られるマイケル・バリーは最近、エヌビディアとパランティア・テクノロジーズの株価下落で利益を得るポジションに賭けた。こうしたなかでエヌビディアが7～9月期決算で期待を下回る数字を出せば、投資家心理は一段と悪化する公算が大きい。
セクター別では、▲金融（-1.93%）▲エネルギー（-1.88%）▲素材（-1.53%）▲テクノロジー（-1.43%）▲資本財（-1.03%）などが軟調だった。一方で、▲コミュニケーション（1.13%）▲公益事業（0.84%）は堅調だった。
グーグルの持株会社であるアルファベットは、バークシャー・ハサウェイが9月末時点で株式43億3000万ドル相当（約6兆3000億ウォン）を保有していたとの報で3.11%上昇した。
アップルは、ティム・クック最高経営責任者（CEO）が早ければ来年に退任する可能性があるとの報道で株価が1.82%下落し、社債約150億ドル規模（約22兆ウォン）の発行を予定するアマゾンの株価は0.78%下落した。
▲エヌビディア（-1.88%）▲オラクル（-1.34%）▲パランティア（-1.59%）▲AMD（-2.55%）はそろって軟調だった。
エクイティ・アーマー・インベストメンツのブライアン・スタートランド最高投資責任者（CIO）は「エヌビディアの決算が出れば、今後ビッグテックがエヌビディア製品にどれだけ投資する意思があるかを見極められるだろう」と述べた。