クラウディア・シェインバウム・メキシコ大統領が路上で男性の酩酊者から性的被害を受けた。
シェインバウム大統領は5日(現地時間)の定例記者会見で「4日に大統領宮殿から教育省庁舎へ歩いて向かう途中、誰かが私に近づいてくるのを感じ、完全に酔っている状態だと察知した」と述べ、「彼は私に対して犯罪を犯した。すべての女性のために、当該男性に対する告訴状を提出した」と語った。
シェインバウム大統領は前日午後、随行員とともにメキシコシティにあるメキシコ大統領宮殿から連邦教育省庁舎へ徒歩で移動する途中、市民と挨拶するために一時立ち止まった際に性的被害を受けた。
現地ソーシャルメディアには事件発生当時に録画された動画が共有された。映像には、ある男性がシェインバウム大統領の背後から接近し、大統領のうなじに口を近づけ、大統領の上半身部位を手で触っているように見える様子が映っていた。
そばにいた関係者が手で押しのけたが、男はもう一度大統領の肩を引き寄せた。シェインバウム大統領は約5秒間の接触が行われている間も笑顔で余裕を見せた。大統領は周囲に「心配しないで」と語ったとAP通信は報じた。
シェインバウム大統領はエネルギー工学の専門家出身で、メキシコの200年の憲政史上初の女性大統領である。シェインバウム大統領は「これはメキシコの女性として経験したことであり、大統領当選前に学生だった時にもこのようなことを経験した」と述べ、「私が告訴しなければ、すべてのメキシコの女性がどのような立場に置かれるのか」と語った。
同じく女性であるクララ・ブルガダ・メキシコシティ市長は声明で「一人に手を出すことは、皆に手を出すことだ」とし、「性的加害の被疑者はすでに逮捕されており、法律に定められた手続きに従って処理されることをお知らせする」と付け加えた。
現地メディアは大統領の警護体制に疑問を呈する一方で、より強硬な方式の治安政策の採用を求める住民の声に力を与え得る事件になり得ると分析した。