焼却発電施設の運用ソリューションを手がける専門企業「エンイッシパウル」が、SKエコプラントを相手取り、不正競争防止および営業秘密保護に関する法律(不正競争防止法)違反の疑いで知的財産庁に申告書を提出したと10日明らかにした。
エンイッシパウルは、SKエコプラントが「環境配慮型焼却炉運用最適化ソリューション」開発のための技術検証(PoC)と契約協議を進める過程で、同社の中核的な技術アイデアを提供された後に契約を中断し、当該技術を自社ソリューション開発と特許出願に活用したと主張した。
両社は2021年2月から5月まで、SKエコプラントの事業所にエンイッシパウルの技術を適用するための協議を進めた。この過程でエンイッシパウルは、SKエコプラントの要請に従い、現場技術診断とセンサー位置選定、データマップ検討、核心データ収集構造の設計など技術検証に参加した。
しかしSKエコプラントは同年5月26日、エンイッシパウルの一時的な税金滞納の猶予を理由に契約を締結しないと通知した。
エンイッシパウルはその後、SKエコプラントが同社の技術アイデアを活用したと主張した。エンイッシパウルが問題提起した技術は、▲過剰燃焼の先制検知のための乾燥段上部の温度センサー位置選定 ▲焼却炉性能分析のための核心変数(TAG)の選別および1分単位DBの精製 ▲燃焼廃棄物のリアルタイム推定発熱量の算定と学習DBの構築、などである。
SKエコプラントは契約拒否から約6週間後の2021年7月、「環境配慮型焼却炉AIソリューション」を自社開発したと発表した。エンイッシパウルは、SKエコプラントが登録・出願した関連特許にも、同社が協議過程で提供した技術思想が反映されたと主張した。
エンイッシパウル関係者は「中小企業が協業を期待して提供した技術アイデアを大企業が活用し、自社の成果に仕立てて特許まで独占した事例だ」と述べ、「申告を通じて違法性の有無を明らかにし、知的財産権と技術価値を保護するために法的対応を続ける」と語った。