21日午後、ソウルのカンナム駅近くで、DX(完成品)部門の社員が中心となる同行労組の組合員らがサムスン電子ソチョ社屋の方向へデモ行進をしている。組合員は黒い服で揃え、経営陣の責任とDX部門の報酬制度の改善などを求めた。/チョン・ドゥヨン記者

サムスン電子(005930) デバイスエクスペリエンス(DX)部門の社員中心の労働組合が18日から李在鎔(イ·ジェヨン)サムスン電子会長の自宅近隣で長期集会に入る。半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門との報酬格差が大きいとして、追加の補償を求めて動き出したためである。

5日、業界によると、同行労組は18日に発隊式を開き、ソウル龍山区の李会長自宅近隣で集会と1人デモを実施する予定である。集会は別途の終了時点を定めずに続ける方針だ。

労組が最も強く要求するのはDX部門社員に対する補償拡大である。同行労組は社員1人当たり自社株1000株を支給し、全社の成果を基準に共通財源を用意して配分すべきだと主張している。基本給引き上げ率(Base-up)も全事業部門に同一に適用することを求めている。

同行労組は5月に行われたサムスン電子の労使賃金交渉でDX部門が相対的に冷遇されたと主張している。とりわけ半導体事業を担うDS部門と比べた場合、補償水準の格差が過度に大きいとの立場だ。

先月21日にはソウル江南区のサムスン電子ソチョ社屋近隣で集会を開き、DX部門の収益性悪化を経営陣の経営失敗と規定した。当時も経営陣とのコミュニケーションを通じてDX部門社員の要求を反映してほしいと促した。

ただし財界では同行労組の要求をめぐり現実味に欠けるとの指摘が出ている。特にDX部門が収益性悪化など経営負担を抱える状況で、社員1人当たり自社株1000株を追加支給することは会社の負担が相当になり得るということだ。

すでに政府の仲裁を経て今年の賃金交渉が妥結し労使間の合意が成り立った点も論争となる見通しだ。既存の賃金交渉の結果とは別に追加補償を要求し、最高経営陣の自宅近隣で長期集会に踏み切る以上、労使間の交渉原則をめぐる議論も不可避とみられる。

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