斗山エナビリティがビル・ゲイツ、マイクロソフト(MS)共同創業者が設立した米国の小型モジュール炉(SMR)開発会社テラパワー(TerraPower)のナトリウム原子炉向け核心機器製作事業を受注したと14日に発表した。
斗山エナビリティはテラパワーのナトリウム原子炉の原子炉保護容器、原子炉支持構造物、原子炉内部構造物を製作する。ただし、契約規模は公開していない。
斗山エナビリティは2024年12月にテラパワー初号機の核心機器に関する製作性検討契約を締結した後、成功的な製作を支援するための設計改善事項を策定し適用してきた。その結果、製作発注が可能な水準まで設計成熟度を引き上げた。多年にわたる取り組みにより、テラパワーの原子炉技術および安全性と斗山エナビリティの先端製造能力を結合する形で強固な協力基盤を構築した。
テラパワーの最初の原子力発電所は米国ワイオミング州ケマラー(Kemmerer)に建設されており、345メガワット(MW)規模の先進原子炉を導入する。このプロジェクトは米国で商業規模の建設段階に入った初の次世代原発プロジェクトの一つである。
テラパワーは、液体ナトリウムを冷却材として用い、核分裂過程で発生した熱を伝達する第4世代原子炉であるソジウム冷却高速炉(SFR)の設計技術を保有している。原子炉は溶融塩エネルギー貯蔵システムと結合し、発電出力を500MWまで高めることができる。テラパワーは初号機以外にも、今後のSMR普及に向けた契約を締結しており、米国および世界各地で追加プロジェクトを推進している。
テラパワーは米国政府の先進原発拡大政策の支援を受けており、米国原子力規制委員会(NRC)から建設許可を取得した後、2026年春に着工に入った。斗山エナビリティが供給する機器は、テラパワー初号機の適期建設と商業運転に重要な役割を果たす見込みだ。
キム・ジョンドゥ斗山エナビリティ原子力BG社長は「今回の製作契約はテラパワーと多年にわたり積み上げた緊密な協力と信頼を土台に締結された」と述べ、「今回のプロジェクトを滞りなく遂行する一方で、SMR製造能力を持続的に強化し、グローバル供給企業としての役割を拡大していく」と語った。